風塵社的業務日誌

日本で下から258番目に大きな出版社の日常業務案内(風塵社非公認ブログ)

湯河原行(03)

2017年03月27日 | 出版
再び駅の前にもどり、今宵の宿はどこかいなと地図を広げてみる。どうやら、駅前の広い階段を降りていってまっすぐ進み、適当に左に曲がれば宿にたどり着くようではある。しかし、このあまりにアバウトな理解で初めての地を歩くのは、いささか心もとない。そこでもう少しまじめに地図をながめると、まっすぐ進んでいけば川にぶちあたる。そのまま川沿いに進めば宿に出るとわかり、妻と適当にタラタラ進んでいくことにした。 すると . . . 本文を読む

湯河原行(02)

2017年03月24日 | 出版
小田原で東海道線に乗り継ぎ湯河原に着いてみれば、まだ12:00前。在来線に乗っているだけなのに、池袋から2時間も経っていない。金額も片道2000円ちょっと。毎度のことながら、湘南ライナーの便利さには感心してしまう。初めてくるところだなあとウキウキした気分で駅の改札を抜けてみたら、そこは工事中であった。前方の視界がフェンスですっかり閉ざされている。 工事中であるのは致し方ない。タイミングが悪かっただ . . . 本文を読む

湯河原行(01)

2017年03月21日 | 出版
妻の勤め先の会社で入らされている、ある福利厚生の制度がある。そのポイントが年度末で更新となるので(消えちゃうので)、それまでに(つまりは3月中に)どこかへ行きたいと言い始めていた。じゃあ、どうするよと、候補地が挙がっては消えていく。曰く、名古屋に行ってから浜名湖によってうなぎを食べたい。曰く、仙台に行って松島を回ってきたい。曰く、もう観光客も少なくなったことだろうから、信州上田在の小生のいとこにあ . . . 本文を読む

今回は支離滅裂

2017年03月18日 | 出版
孔子は「五十にして天命を知る」と述べたけれど、こちとらいまだ天命とはなにかがすらわかっていない。その状態で、おのれの天命など知るわけもないのである。そもそもが比較対照を孔子に求めること自体がおこがましい話だ。われわれ凡俗には、死ぬまで天命など思い至らぬことだろう。なにを偉そうに突然記し始めたのかといえば、そこには小生なりの大きな理由がある。来週(正確には3/21以降)に、小生の人生が大きく変わりそ . . . 本文を読む

前線の小動物

2017年03月15日 | 出版
公判中の知人からお手紙が届く。例によって勝手に転載(腹巻)。 〈 〉内は腹巻による補注です。 =============================================  〈某ミニコミ誌〉前号の表紙にTさんの絵とコメント付きで、梅の枝とウグイスが載っていた。実物のウグイスよりはかなり大きいなと思いながら、托卵されたウグイスのつがいは本当に全く気づかずにホトトギスの卵を温め、孵化し . . . 本文を読む

雑誌は読まない

2017年03月09日 | 出版
世の中には、新刊書籍から専門雑誌からネットまで網羅的に目配りをしている人がいて、そういう人の話を聞いていると尊敬してしまう。小生の場合、ここ十数年、雑誌を講読したことがない。まだ若い時分、出張の多かったときは、暇つぶし用に雑誌(主になつかしの『噂真』)を買って、安いビジネスホテルの狭いバスタブにつかりながら、缶ビールを飲みつつ読んでいたものであるけれど、どういうわけかはわからないが、書籍とちがって . . . 本文を読む

次の連載の構想

2017年03月03日 | 出版
久しぶりに長い文章を書いてみたら、気が抜けちゃったなあ。仕事でも某雑誌の作業が終わり、そっち方面でも気が抜けてしまった。某対談集のリライト作業がもう少しで終わりで、定例の「救援」紙もやっつけないといけないとはわかっているが、例によってゲームにうつつをぬかしていたら、日が暮れていた。もう、仕事をする気がわかない。ビールでも飲むか。 このブログでは、お次の連載として「倒産物語」なるものを構想しているの . . . 本文を読む