風塵社的業務日誌

日本で下から258番目に大きな出版社の日常業務案内(風塵社非公認ブログ)

嗤う交渉人

2006年06月01日 | 出版
電車の移動や休憩時に、佐藤優さんの本を読んで気合を入れてから
営業へ向かうことが多い今日この頃。
佐藤さんの本を読んでいると、自分までタフ・ネゴシエーターになった気分になって、
キリッとした表情で営業に向かえるのだ。
もちろんキメた(つもりの)顔で営業に行ったからといって、数字が上がるわけではないのは現実なのだが。

東京駅内のドトールで、遅くなった昼食時に、今ハマっているシュリンプベーグルをほおばっていると、
右前に座っているサラリーマンが楽しそうにマンガを読んでいる。
そういう姿を見ていると、自分も休憩時間はニコニコしながら面白本を読んで過ごしたほうが、
精神衛生上にはいいのかなとも思う。
『大人なのにマンガ(アニメやバラエティ番組)ばっかり読んで(観て)』なんて、と
批判的な発言を聞くけれど、戦うサラリーマン(自分を含め?)のことを考えると、
休憩時間くらいリラックスさせてあげましょうよ、と思うのだった。
リラックスしてから笑顔で書店さんを訪問するのと、キリッとしてからうかがうのと、どっちが効果的なのだろうか。
考えてみたけれどわからない。

今日営業で街に出たら、書店の大人のぬりえコーナーで講談社の新刊ぬりえを発見。
既にアマゾンで装丁は拝見していたのだが、書店で現物を見るのは今日が初めてだ。
このぬりえの著者は、『うたうぬりえ帖』(風塵社刊)と同じあきやまみみこさん。
A4縦で赤い装丁のこのぬりえは、棚の中でも一際目立っていた。
しかも、最初からドドンと平積みされていて、大手出版社の貫禄を見せられた。
それを見て、すっかり怯むマタンゴ。
オドオドしながら本郷に戻ると、腹巻オヤジの檄が飛ぶ。

そこに『うたうぬりえ帖』の大口注文が入り、上巻の増刷がまた決まった。
うれしい話なのに、これまでの増刷費用でオヤジはアップアップしているので、浮かぬ顔をしている。

というわけで、こちら↓↓↓品薄になります。

うたうぬりえ帖〈上〉―高齢者のレクリエーションブック

風塵社

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