風塵社的業務日誌

日本で下から258番目に大きな出版社の日常業務案内(風塵社非公認ブログ)

本日入力した文章

2013年04月09日 | 出版
一九七七年九月二八日付け、○さんが書いた文章。へー、けっこう泣かせるじゃんと、入力しながら思ってしまった。その後の展開は、決して○さんの思うような道どりを辿ったわけではないけれど、そこをあげつらうのは歴史認識として浅すぎるだろう。人間は、結果を知ったうえで目的合理的に行動できるわけではないからだ。文中に出てくる日高さんは、ヨルダンで拘束され拷問死してしまった。(腹巻)

====================================

日本の同志、人民のみなさん。
私たちは団結をもとめて作戦を遂行します。そして同志虐殺にたいする階級的報復と獄中同志奪還・革命基盤獲得のために作戦を遂行します。

    1

日本帝国主義のブタどもと、その追随者どもよ。
お前たちは自らの欲望と野望の実現のために人民に寄生し、その血と汗の上にふんぞりかえってきた。人民にあびせられたありとあらゆる汚名はお前たちにこそふさわしい。
日高同志を虐殺し、奥平同志たちを強制送還し、英雄的な闘いに起きあがった同志たちを獄に閉じこめ、苦しめ、虐殺しようとしている天皇制日本帝国主義と反動どもにたいする憎しみは、けっして消えるものではない。それは人民の日々の生活と生命を奪い続けていることにたいする憎しみである。
お前たちは私たちの要求にこたえる義務がある。虐殺と送還の責任をとらねばならない。もし、応じないなら、私たちはお前たちの一人一人を確実に処断する。
お前たちがいかに権力をもち、弾圧を強化しようとも、お前たちが個々人の欲望と野望の実現を基盤にしている限り、支配の道具であった差別と分断を自らにもちこみ破滅していく。お前たちは敗北し、死滅する。労働者階級、人民は勝利し、新しい社会をつくる。

    2

日高同志、やっと階級的報復ができます。
私たちは同志の一つ一つの闘いを思いおこします。つねに本音で生き、闘い続けた同志の限りない愛と明るさをけっして忘れません。「一番大切なのは同志愛だ」と最期の闘いにおもむいた同志の政治生命と使命を、私たちはしっかりとうけつぎます。
奥平同志たち。
この闘いは私たちの自己批判です。私たちはどんな敗北や屈辱や欠陥をも共有しあい、共に学び克服しあい、不滅の同志的団結を築きたいと思います。私たちは必ず出会います。そして、日本革命の勝利完成の確信と階級の中核の団結をうちかためるでしょう。天皇制日本帝国主義と最前線で闘っている戦士は、「政治犯」「刑事犯」を問わず、全て同志です。
今、日本共産主義者に、国際権威主義から自立し、皆が自分の頭で考え、率直に自己をかえ、団結を武器として闘うことをよびかけます。

    3

私たちは、私たち自身の敗北、連合赤軍や東アジア反日武装戦線、そして日本共産党の戦前戦後の敗北等、日本共産主義運動の敗北を自分たちの日常実践の中で総括してきました。それは私たち個人各々の思想欠陥の日々の総括です。
その思想闘争の結論と成果をもって、私たちは作戦を遂行します。
その結論とは「人間が変わる」という確信です。
人間は必ず変わります。短気な人は粘り強くなります。自分のことしか考えなかった人が、他人のことを考えるようになります。失敗しては嘆いていた人も、失敗を大胆に教訓化して楽天的になります。しかし、変わるということは、自分の好きなように変わるということでも、表面的な作風や能力だけが変わるということでもありません。自分の立場やメンツにこだわっていたら、自分のなりたいように作風や能力を変えようとするだけです。そうではなく、自分の立場、観点そのもの、つまり、感性として日常不断にあらわれる思想を変えていくことです。そのためには、日常的に、同志、人民の立場に立って実践し、思想闘争をする以外にありません。思想闘争、組織生活はあらゆる場でできます。家庭や職場や学校で、団結を求めて実践し、団結して実践すれば必ず変わります。

    4

日本共産主義運動も国際共産主義運動も、人間が変わるという観点から、必ず統一できると確信します。そして、人間憎悪のブルジョア思想と非妥協で闘う階級性こそが、それを保証します。
日本の内ゲバや、中国とソ連の分裂にたいして、「仕方がない現状だ」と現状肯定せず、人間が変わるという確信から、非妥協に思想闘争を続けねばなりません。私たちは武装闘争を非妥協に持久的に闘い続けます。

    5

私たちは、労働者階級人民の生活を守ることは、一回の軍事作戦やはなばなしい宣伝戦ではできないことを知っています。父さんや母さんたちが生活を闘いとって私たちを育て、支えてくれたことも知っています。生活の場を闘いの場として持久的に闘い続けることによってのみ生活はかちとれるのです。そういう闘いと心を一つにして結びつきあって、初めて武装闘争が人民の闘いとなるのだと確信します。
私たちは天皇制日本帝国主義を打倒し、アメリカ帝国主義を追い出し、社会主義を建設するために闘います。だれもが革命し、飢えることも、生活のために屈辱を味わうこともなく、革命の主人公として、共に幸せに生きられる人民共和国建設を私たちは今からあらゆる分野で行います。

私たちは必ず勝利します。
これからも敗北することはあるでしょう。私たちは、まだまだ主観主義や個人主義の誤りを根強くもっているからです。しかし、私たちは、人間は変わるという確信と、必ず一つの真理の前に私たちの隊、さらに全軍が統一できるという確信のもとに作戦を遂行します。だから、どんな困難や危機に陥っても、必ず団結して克服します。不滅の同志愛と敵愾心をもって。
私たちは必勝を誓います。団結を!
更なる階級的団結を!

最新の画像もっと見る

コメントを投稿