風塵社的業務日誌

日本で下から258番目に大きな出版社の日常業務案内(風塵社非公認ブログ)

棒が一本

2008年06月23日 | 出版
いろいろとやらねばならないというのに、どうも気分が乗らない。土日の遊びが楽しすぎたせいか。少し作業をしては、囲碁ゲーム。また少し作業をしては囲碁ゲーム。と、ダメな中学生のお勉強タイムのような仕事ぶりである。見かねたP舎大大社長が、「おっ、腹巻、今日は余裕だな」と皮肉を飛ばす。小生から発する仕事やる気ないオーラで、舎内が汚染されるのを恐れたか。

そこで仕事をするふりをするためにネットサーフィン。その昔、小生が勤めていたTという出版社が、5年前に自己破産していたことを発見。つまり、倒産していたということ。Sという爺さんが社長で、もう結構な歳のはずであるから(まだ生きているのかいな)、後継者もいなくて会社をつぶすことにしたのだろう。
しかし、このSという爺さんがとてつもなくエキセントリックな奴で、人が入ってもすぐ辞めてしまうという、本当にいやな会社であった。最短記録は、入社初日の午前だけで逃げ出したというものであった(らしい)。小生も1年半くらいしか続かなかった。こういうところで人の悪口を書くべきではないが、最後にSはだれからも相手にされず、ひとり寂しく死んでいくのだ。ザマアミロ。

14:00、ナナコさん来社。お願いしていたテープ起こしがようやく終わり、そのデータを持ってきてくれる。聞き取れないところがかなりあるので、これからのリライトも大変ではあるが、しかしとにかく、第一段階が終わってこちらも一安心。これでナナコさんのアルバイトも終わり。今度、イラストを持って遊びにくれば、と伝えておく。
16:00、M印刷Yさんから、次の仕事があるんですが、と電話が入る。26か27日にデータが届くとのことなので、いまの仕事を終えて、S社の分をやっつければ、ちょうどいいタイミングかなと、引き受けることにする。次の日曜の29日も会社を休んで、近くの低山に登りたいところであるが、どうなるかな。その前に、囲碁をやめて仕事をしないといけない。今月はまだ昨日しか休んでいないが、週休1日程度にはもどしたい。

17:00前、近くの出版社で働かれている方が、『仮面ライダーZXオリジナルストーリー』『東映ヒーロー名人列伝』(平山亨叢書、小社刊)を直接買いに見えられる。「続きを出されないんですか」とたずねられるが、期待していたほど売れなかったと、正直に伝える。時代にちょっと早すぎたのかなあ。なお、『仮面ライダーZXオリジナルストーリー』はすでに品切れなので、古本屋さんでお探しください。
その昔、平山さんにゲラを送るとき、「亨」というお名前の方ではなく、「享」のほうを書いてしまい、すごく恥ずかしい思いをしたことがある。棒が一本多かった。この間違い、けっこう多かったのではなかったのだろうか、と勝手に小生は思っている。

こちらは、このあと、S社Fさんご来社か。P舎では、『満月村』の著者が来て、宴会となるのかな。

仮面ライダーZX オリジナルストーリー (平山亨叢書)
平山 亨,石ノ森 章太郎
風塵社

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