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ピカソ・マニマニア

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『 赤と青のガウン 』  彬子女王 著

2025-03-04 20:33:12 | 

故(三笠宮)寛仁親王の長女 彬子女王のオックスフォード留学記です。

学習院大学に在学中の 2001年9月からの一年間、皇室の子女が良くなさる短期留学をされた彬子女王は 再びここで博士号を取りたいと思われます。

学習院大学を卒業され、2004年から5年間渡英され 見事合格され 念願の赤と青のガウンを召されるまでの物語です。

   

     
本はこの「百川学海(ひゃくせんがっかい)」をはじめとする 「大信不約(たいしんふやく)」 「苦学力行(くがくりっこう)」 「日常坐臥(にちじょうざが)」 「合縁奇縁(あいえんきえん)」 「一期一会(いちごいちえ)」 「千載一遇(せんざいいちぐう)」 「危機一髪」 「多事多難」 「奇貨可居(きかおくべし)」 「五角六帳(ごかくろくちょう)」 「一念通天」 「日常茶飯」 「骨肉の親」 「前途多難」 「一以貫之(いつをもってこれをつらぬく)」 
 「玉石混淆」 「古琴之友」 「傾蓋知己(けいがいのちき)」 「忍之一字」 「当機立断」 「随類応同(ずいるいおうどう)」 「七転八倒」 「進退両難」 「不僥不屈」 の25の項目と 「父、寛仁親王の思い出」からなっています。


この本の帯に「生まれて初めて一人で街を歩いたのは 日本ではなく オックスフォードだった」 とあります。

彬子女王の博士論文の研究テーマは 「十九世紀末から二十世紀にかけて、西洋人が日本美術をどのようにみていたかを、大英博物館所蔵の日本美術コレクションを中心に明らかにする」 だそうです。

英国を始めヨーロッパの交通事情など 臨場感あふれる文章は 読む者にも行った気にさせてくれます。

項目の四文字熟語にもあるように 順風満帆だけとはいかなかったようですが さすが皇族と思わせられるコミュニケーション能力の高さで乗り越えられます。

こんな女王もいらっしゃるのですね。
「小公女」 「赤毛のアン」・・・  まるで少女小説を読んでいるように わくわくしながら読了しました。



      by   風呼 





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