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アナ・ムグラリスのシャネル

2010-02-08 12:04:39 | 映画


何ともクールな シャネルです。

『ココ・シャネル』『ココ・アヴァン・シャネル』 に続いて 日本で公開された映画『シャネル&ストラビンスキー』に於ける アナ・ムグラリス演じるシャネルです。

1920年に焦点を絞った シャネル像は 富も栄光も手に入れています。
不遇のストラビンスキーを 家族6人共々 郊外の別宅に住まわせて 生活の面倒を見る。

同時進行で 後に有名になる香水 シャネル№5 を生み出します。

一事期 二人は愛人関係になりますが ストラビンスキーの妻は病弱 シャネルは永遠の恋人と言われた ボーイ・カペルをなくしたばかりで なり行き上の関係のよう。
性描写もそのものずばりで ロマンのかけらも感じられません。
監督の意図する所なのでしょう。


シャネルは 1913年の初演では大悪評だった 『春の祭典』を 1920年の再演で大成功を収めさせる スポンサーになります。

シャーリー・マクレーンの映画『ココ・シャネル』は 一時隠遁していたシャネルがパリのオートクチュールに70才で復活するも大失敗、 進退を賭して再チャレンジ、アメリカで受け入れられる 顛末を描いたものですが いいものは良い、信念を通す大元は ここにあったのですね。

この映画でもちらっと出てきますが シャネルはお針子との賃金トラブルが度々あったそうです。
それに嫌気がさしたのと 第二次世界大戦中 ナチスの将校の愛人だったのとで シャネルは 戦後 香水とアクセサリー部門を除いて店舗を閉鎖 スイスに隠遁していました。
復活のコレクションが大失敗だったのは ナチスを憎むフランス人気質もあったのです。


シャネルを演じた アナ・ムグラリスは父親がギリシャ人だそう。
甘えのない堂々とした背格好は その血のせいなのかも。

2002年から シャネルのモデルをされているそうです。
現在はシャネルのモデルは 『ココ・アヴァン・シャネル』 で主演した オードリー・トトゥが多いようです。
シャネルはあまり大柄ではなかったよう、写真で見る限りこの方が一番近いように思えます。



      風呼r でした       



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