本日発表のアカデミー賞の 作品賞、主演男優賞(他2部門)を受賞した映画です。
午後3時の上映を見ましたが 予告編の最中にも 続々と人が入場、 前の方の席を除いて 殆ど空席はなくなりました。
兄エドワード八世の ”世紀の恋”での退任後に 王位についた 病弱と吃音に苦しんだ ジョージ六世の 言語治療師との 信頼の物語です。
現・女王の父君が こんなにナイーブであられたとは。
PEOPLE
Pで始まる言葉の前で
王は吃る
P p p p p ・・・
マイクの向こう側で
言語治療師は
全身で言う
F f f f Fuck!
王の緊張がとけ
pPーeーoーple
ヒットラーに
宣戦布告の
ラジオでの演説
国内外の
すべての英国人に
届けたい王の決意
つっかかる訳には
いかない
無名のオーストラリア人の
言語治療師と共に
床に寝転がった
窓を開けて叫んだ
歌を歌った
自分を王として扱わない
言語治療師を
怒鳴ったりもした
ーーああ怒る時は吃らない
wを一回つっかえたね
次女のマーガレット王女が言う
ああジョージ六世だと
分かるようにね
こんなにあけすけに王室のことを語って良いのだろうか。
不敬罪にならないのかしら と思うほど 庶民的に王室が語られます。
夫ジョージ六世を 励まし続けた王妃エリザベスは 現・英女王エリザベスの母。
献身的に介護した マーガレット王女を追うように その死の一ヵ月後 2002年3月に 101才で亡くなられました。
あまりに辛いので 夫ジョージ六世のことは 自分が死ぬまで公にしないで欲しいと
言われたそうです。
義兄エドワード八世と結婚したシンプソン夫人を 決して許しませんでした。
そもそも 英国国教は 16世紀にヘンリー八世が 離婚をしたくてローマカトリック教会から離れて立てたものです。
男は離婚しても王位につける。
離婚歴のある女は王妃になれないなんて変とは 誰も思わなかったのかしらね。
女王を擁立する国なのにね。
エドワード八世は 国民に大変に人気のある王でした。
シンプソン夫人に問題が多すぎて そちらの方が目立っていたからでしょうか。
ジョージ六世もそうであったように 吃音は 左利きを右利きに矯正した人に多い と言語治療師がいいます。
私も内科医であった父に そう聞きました。
現実にそういう例が多いように思います。
頭の回転が早すぎて 言葉が追いつかない例もあります。
そうそう 名宰相チャーチルも 吃音を克服したそうです。
風呼r でした
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