ピカソ・マニマニア

ピカソの91年を 詩にしました。
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凍てる花

2011-02-04 16:09:44 | 詩作


釧路市 鶴居村を流れる雪裡(せつり)川に架かる 雪裡橋からの 眺めです。


気温が -20℃位になると 夜明けに けあらし と言って水面から水蒸気が上がります。

それが 朝日に色を変えて昇っていく様が カメラマンのシャッター魂を煽るので 車道の音羽橋の他に こうして新たに歩行者用に 雪裡橋が 架けられました。


この朝(2月3日午前7時7分)は ー10℃ほどだったので 残念ながら けあらし は見られませんでしたが それでもこの美しさです。


川を泳いでいるのは こはくちょうです。


啼き声の聞こえる 丹頂鶴は ずっと向こうに見える 小島にいます。

もう暫くすると 餌付けの行われている 場所に飛んでいきます。





 凍てる花


今朝も
訪ねてくれてありがとう

貴方の微笑みに
照らされて

頬が染まっていきます


生きているのさえ
確かでない
寒い闇の日でも

じっとここにいるしかない
私の
心ときめく刻(とき)


貴方の光で

凍ってしまった私が
一番綺麗になれ

解けてゆけるのです






もう少し太陽が上がると この氷の花は 金色に光ります。

カメラのシャッターは下りない、 脳味噌まで凍ってしまいそうな寒さです。


      風呼r  でした     

 


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釧路湿原の落日 

2011-02-04 12:22:06 | 詩作


2月2日 細岡展望台からの 釧路湿原の夕陽です。

湿原の向こうは 海ではなく まだ釧路市です。

阿寒湖も 含み 大変広い市です。

  (なのに 釧路町は隣接しているものの 釧路市には入りません)


釧路川は この湿原の中だけ 大きく蛇行しています。

地図で見る アマゾン川のように。




 落日鏡


この湿原に
ずっといたいと

駄々をこねながら
寄り道ばかりです


ところどころ
行き止まりを作って
エンコする(休む)のは

淀んで
この落日を映す為


流れながれて
旅する水は

そんな生業(なりわい)が
気に入ってはいるのですが


時々は
他の物にもなってみたい


夕陽に擬態できる
この時間が好き
ここが好き



川は
湿原と同じ

"釧路"

という苗字を貰って

今日もご機嫌に淀むのです




こんな光景を見られて 私もご機嫌!


    風呼r  でした     



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