至らないのは すべて私が悪い。
折れそうな日 シジュフォスの輩・Ⅴ
そう私には何もない
お金も力も若さも
才能も と思い知らされた夜
「やかんに麦茶がない!」
「冷蔵庫に冷えています」
ー大量に捨てる時もあるのよ。
貴方しか飲まないのですから。
自分で作ったら?
の 言葉は呑み込む。
「昨日ここに置いておいた髪留めが
なくなっている!」
「貴女しか使っていません」
-何でもひとのせいにする
も 呑み込む
サンドバッグじゃないのよ
私は
元気な時はいい
体当たりで揺れ返してやる
けれど
才能もお金も力も
若さもない と思い知った
こんな夜には
気配を感じて
そっとしておいて欲しいのです
風呼r でした
にほんブログ村