
ヨーロピアン・ジャズ・トリオのピアニスとして知られるカレル・ボレリーのデビュウ作です。録音は84年ですから、ヨーロピアン・ジャズ・トリオより大分前の作品ということになりますか。ネットで調べるて見ると、彼の最高傑作との評もあり、ほんじゃぁ、EJTはどうかというと、非難轟々々々、ほとんどサンドバック状態でした(笑)。うがった見方でしょうけど、あれを非難する人達って、どうも音楽そのものが悪いっていうより、とにもかくにも、女性をターゲットにしたとおぼしき、オシャレで軟派なあのセールスの仕方が気に食わなんのだろうな....と思ったりしてるんですが、違うかな。
さて、内容ですが、EJTの時のプレイに比べると、若さ故なのか、良くも悪しくも音楽主義的で、技巧追求に走っている感じがします。彼のプレイはエヴァンスを甘くしたような繊細さと洗練、後、チック・コリア的なスピード感が特徴だと思いますが、EJTでは前者の特徴が全面に出て、このアルバムでは後者が鮮明になっているといえなくもないと思います。ただ、まぁ、EJTの基本的なコンセプトはボレリーというより、ベースのフランス・ホーバンのものかもしれないので、ボレリーが入っているからといって、一緒くたにするのも、まぁ、大雑把するぎる話かもしれませんが。
演奏としては、2曲目に収録されたタイトル曲が良かったです。オリジナル作品でちょっと暗めの叙情がいかにもヨーロッパ的ですが、中間部ではフュージョン風なリズム、展開となるあたりの柔軟さが、ボレリーの才気を感じさせます。あと5曲目の「J.E.S.T.」と8曲目の「ユナイテッド・ブルース」は、シャープなリズムのアレンジがチック・コリア風でちょっとアコースティック・バンドを聴いているような感じもする演奏で、これも良かったです(ドラムがもう少しシャープだともっと良かったんですが....)。「枯葉」「サマータイム」「ミスティ」といった大スタンダードは、いつものセンスでさらりとやってますが、随所でちょっとしたリズムの仕掛けを入れるあたりのセンスもまた彼らししいといえるでしょうね。
あっ、そうそう、カレル・ボレリーもオランダ人ってことで、数日前に取り上げた、DIRK BALTHAUS TRIOと共通するような、非常に軽快で、洗練された聴きやすさを持ってます。こういうセンス好きだなぁ。
さて、内容ですが、EJTの時のプレイに比べると、若さ故なのか、良くも悪しくも音楽主義的で、技巧追求に走っている感じがします。彼のプレイはエヴァンスを甘くしたような繊細さと洗練、後、チック・コリア的なスピード感が特徴だと思いますが、EJTでは前者の特徴が全面に出て、このアルバムでは後者が鮮明になっているといえなくもないと思います。ただ、まぁ、EJTの基本的なコンセプトはボレリーというより、ベースのフランス・ホーバンのものかもしれないので、ボレリーが入っているからといって、一緒くたにするのも、まぁ、大雑把するぎる話かもしれませんが。
演奏としては、2曲目に収録されたタイトル曲が良かったです。オリジナル作品でちょっと暗めの叙情がいかにもヨーロッパ的ですが、中間部ではフュージョン風なリズム、展開となるあたりの柔軟さが、ボレリーの才気を感じさせます。あと5曲目の「J.E.S.T.」と8曲目の「ユナイテッド・ブルース」は、シャープなリズムのアレンジがチック・コリア風でちょっとアコースティック・バンドを聴いているような感じもする演奏で、これも良かったです(ドラムがもう少しシャープだともっと良かったんですが....)。「枯葉」「サマータイム」「ミスティ」といった大スタンダードは、いつものセンスでさらりとやってますが、随所でちょっとしたリズムの仕掛けを入れるあたりのセンスもまた彼らししいといえるでしょうね。
あっ、そうそう、カレル・ボレリーもオランダ人ってことで、数日前に取り上げた、DIRK BALTHAUS TRIOと共通するような、非常に軽快で、洗練された聴きやすさを持ってます。こういうセンス好きだなぁ。
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