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音楽全般について 素人臭い能書きを垂れてます
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ETYMOTIC RESEARCH ER-6i

2007年01月05日 23時08分05秒 | PC+AUDIO
 新しいウォークマンは先日も書いたとおり、操作性はともかくとして音質面で、けっこう気に入ったのですが、「あれでもう少し冴えた音だったらもっといいのに....」、と思わないでもなかったので、このところこの手の製品に対する物欲が高まっている折でもあり(笑)、再びはモノは試しとばかりに、エティモティックリサーチというアメリカの会社のやはりカナルタイプのヘッドフォンを購入してきました。ネットで調べてみると、この手のカナル型のヘッドフォンは、この他にもUltimate Ears、あとお馴染みSHUREとかいろいろ出ているようですが、ネットでの世評から類推するに、STAX的な音みたいな表現をしている方もいるくらいですから、きっとこの会社の製品が一番「冴えた音」がするだろうとにらんで、購入したものです。このシリーズには更に上位機種としてE4シリーズもあるようですが、三万円台中盤とかなりの値段なのに怖じ気づいて、とりあえず一万円台中盤のこちら選んでみました。

 さて、実際につかってみると、三段キノコのような独特の形状は耳の上を引っ張って、ぐいとばかりに耳奥につっこむような形になっていています。これにかなり抵抗を感じる方もいるようで私も心配だったのですが、これだけカナルタイプをつかってきたこともあり、特に違和感はありませんでした。まぁ、そういう構造なので遮音性は抜群で、ほとんどノイズキャンセルのヘッドフォンが不要になるくらい外部の音を遮蔽してくれます。
 音の方ですが、案の定、かなりの高解像度です。ある意味、モニター的なドライな音といってもよく、良くも悪しくも雰囲気とかノリみたいな形容とはとほんど対極的といってもいいようなスタティックで静的な音というイメージ....ある意味、「植物的な音」といいたいような感じですか。
 まぁ、個人的にこういう音は嫌いではないので、それ自体は問題ではないのですが、困るのはこれをウォークマンを再生すると、どうも相性が悪いらしくピアノが歪みまくってしまうのです。ジャズのピアノ・トリオや、クラシックのピアノ・ソロ作品などを聴くと、あまりに歪みが露わになってしまうんですよね。もちろんウォークマンの純正のヘッドフォンで聴いても歪みはあるのですが、音のまとめ方がうまいのか、あまり気にならないのはさすがというか、なんというか(笑)。逆にいえば、そのあたりがあからさまに聴こえてくるというのは、それだけ高忠実度ということになるのかもしれません。一方、iPodとの相性は抜群で、非常にクリーンで冴えた音でなってくれます。という訳で、これはiPod用ですね。

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