スタンダーズ、2001年のロンドンでののライヴ録音。この時期のスタンダーズはフリー・インプロヴィゼーションの積極的にやっていたらしく、このアルバムでもスタンダードは最後の1曲のみ、あとの4曲はフリー・インプロです。とはいってもこのバフォーマンス、ざっくりといってしまえば、このトリオがスタンダード・ナンバーをやっている時の、中間部のインプロだけやっているようなものなので(笑)、いわゆる難解なフリー・ジャズという印象はそれほどでもありません。
まず1曲目は意外にもブルースっぽくスタート、中間部では妖しげなムードへ変貌し動的に進みますがこのあたりはなかなか聴き物。一転して静まりかえる後半ではいかにもキースらしい瞑想的な場面となります。2曲目のタイトル・トラックは、割と普通っぽい4ビートに始まり、後半はキースお得意のゴスペル風な展開が続きますが、この人の常とはいえ、ちょいとだらだらと長すぎるような気もします(笑)。3曲目はピーコックのベースが主導した瞑想的なムードで始まり、割と直線的に盛り上がっていく感じで、中間部の点描風に楽器を積み重ねていくあたり、いかにも60年代のフリーっぽい気があり、個人的にはアルバムで一番聴き応えがありました。4曲目は抜粋らしくフェイド・インから始まる作品。ちょいとメカニカルな感じのするリズムが印象的ですが、インプロの充実度という点からすると、ちょい低回気味かも。オーラスは「恋に落ちた時」の再演で、これだけ「濃い」インプロを聴かされた後だと(笑)、さすがにほっとするような良さを感じますね。
そんな訳で、久々に聴いてみたらけっこう良かったです。購入直後は一聴して、そのとりとめなさに辟易して投げ出してしまいましたから....(笑)。ちなみに、この線のフリー・インブロだと、これの翌年の東京でのライブ"Always Let Me Go"もあるようですが、こちらは未だ入手していないので、近いうちに購入してみようと思います。
まず1曲目は意外にもブルースっぽくスタート、中間部では妖しげなムードへ変貌し動的に進みますがこのあたりはなかなか聴き物。一転して静まりかえる後半ではいかにもキースらしい瞑想的な場面となります。2曲目のタイトル・トラックは、割と普通っぽい4ビートに始まり、後半はキースお得意のゴスペル風な展開が続きますが、この人の常とはいえ、ちょいとだらだらと長すぎるような気もします(笑)。3曲目はピーコックのベースが主導した瞑想的なムードで始まり、割と直線的に盛り上がっていく感じで、中間部の点描風に楽器を積み重ねていくあたり、いかにも60年代のフリーっぽい気があり、個人的にはアルバムで一番聴き応えがありました。4曲目は抜粋らしくフェイド・インから始まる作品。ちょいとメカニカルな感じのするリズムが印象的ですが、インプロの充実度という点からすると、ちょい低回気味かも。オーラスは「恋に落ちた時」の再演で、これだけ「濃い」インプロを聴かされた後だと(笑)、さすがにほっとするような良さを感じますね。
そんな訳で、久々に聴いてみたらけっこう良かったです。購入直後は一聴して、そのとりとめなさに辟易して投げ出してしまいましたから....(笑)。ちなみに、この線のフリー・インブロだと、これの翌年の東京でのライブ"Always Let Me Go"もあるようですが、こちらは未だ入手していないので、近いうちに購入してみようと思います。
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