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Apple TV (MB189J/A 160GB)

2008年11月01日 22時09分31秒 | PC+AUDIO
 AppleTVというキカイは良く分からない代物である。いったいアレで何が出来、どういう楽しいこと起きるのか、商品登場直後、Appleのサイトその他を眺めてみたりはしたけれど、いまいち実感として伝わってくるものがなかったというのが正直なところだった。iTunesを母艦にした、「リヴィングに置き、テレビにつなげて楽しむ据え置き型iPod」という説明もよくされるのだが、正直いって「だからなんなのよ」って気がしてしまったのだ。なので私はこのキカイについては、けっこう興味はあったものの、かれこれ一年以上だんまりを決め込んでいたのだが、先の月曜日に酔っぱらって帰宅して、ふとオークションをのぞいたところ、これが即決価格2万5千円という価格に衝動的に落札してしまった。

 で、「良く分からない代物」であるAppleTVを何故に購入したのかといえば、そろそろ700枚を突破しようとするiTunesライブラリを、メインのオーディオ機器に中継したいというと尽きる。これまではiTunesの音をメインのシステムから鳴らすとしたら、ノートPCからの信号をUA30というローランドのUSBオーディオ・プロッセッサーを経由していたのだが、PCの場合、音楽の他にもWindowsの起動その他、余計な音が鳴ってしまうし、ケーブルを刺したり抜いたりも面倒ということで、これ専門の専用機が欲しかったのだろうな....などと他人事のように思っている。加えていえば、カバーフローでおなじみになったAppleらしいかっこいいインターフェイスでもって、メインのオーディオからの音楽を扱ってみたいみたいなところも大きかったかもしれない。なので、ビデオとか写真とかいうある意味このキカイの売りの部分には、ほとんど興味もないし、やる気もないまま購入したというところである。

 Appleの製品だからして、セットアップは超絶簡単である。電源、テレビ、無線LANの子機、あとオプチカル端子に結線して、あとはリモコンでちょこちょこ進めていき、母艦になるPCのところにいってAppleTVに表示されたパスを入力するくらいですぐに終わる。もっとも母艦には70GB分の音楽データがあるのだから、そちらは延々とコピー作業をしている訳だけれど、終わったものから聴いていくことはできるので、待たされてる感じはまったくしない。このあたりのスムースさはさすがAppleである。また、操作は6つのボタンしかないリモコンですべて行うが、このあたりはiPod使っていれば、それほど苦にならずに使える(あぁ、ジョグダイアル機能は欲しかったかも)。誰でも箱空けて1時間後には、リモコン片手にあれこれ音楽をリモコンで選んでいるという感じだろうと思う(ネット接続がうまくいけばだが)。

 ちなみにAppleTVにはアナログのオーディオ出力もあるのだが、どうもいい音で鳴りそうもないので(試してもいない-笑)、結局前述のとおりUA30にオプチカル接続。たた、困ったことにUA30はUSBから電力を供給しているので、オプチカル接続だけでは音がならならい!ため、AppleTVにあるUSB端子(何故だかこの端子はユーザーには門戸を開いておらず死んでいる)から電源を供給している、もっと良い方法はないだろうか模索中だ。ちなみに音質だが、256Kbsの音だし、D/AコンバータがUA30だからオーディオ的には、どうってことないことのは分かり切っているが、それでもディスプレイのビジュアル効果付きだとあまり気にならならいし、なにより目下700枚のアルバムをAVシステムやパソコンではなく、メインのオーディオからリモコンひとつで縦横にアクセスできるのは不思議な感覚にとらわれる。なんかこのままいったら、そのうちCDPとか使わなくなってしまうのでは....という気にもなったりする。

 という訳でこのAppleTVけっこう楽しめる。出来ればD/AコンバータをUA30とかじゃなく、もう少し質の良いものにしたいのだが、このあたりはハマるとまたぞろオーディオ地獄になってしまうから、しばらくはこれで様子をみるとしよう(笑)。あと、このキカイの売りのひとつであるビデオ機能については、Appleが供給しているコンテンツはすごくキレイだが、自分でDVDからコンバートした映画なんかは、当然のごとくオリジナルDVDを再生した方が画面も音もきれいにきまっているし、ある意味これも売りなのかもしれないのだが、YouTubeについても大画面で観るのは、あの盛大なブロックノイズのひどすぎて辟易してほとんどちょっと観て気分が萎えた。したがって、このAppleTV、個人的にはやはりというか、当然といべきなのか、この方面の用途は全く見えてこない。

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