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音楽全般について 素人臭い能書きを垂れてます
プログレに特化した別館とツイートの転載もはじました

チック・コリア・エレクトリック・バンド/アイ・オブ・ザ・ビホルダー

2010年01月20日 23時58分15秒 | JAZZ-Fusion
チック・コリア・エレクトリック・バンドの第三作。前2作では最新鋭の各種デジタル楽器を駆使し、モダンでポップなサウンドをクリエイトしたチック・コリアだが、2作でそのあたりは達成したと踏んだのか、飽きてしまったのか、それとも思った程売れなかったのか、その全てだったのか、とにかく本作では前二作とはかなり趣を変えた作品になっている。具体的にいえば、当時、売れ筋だったファンク・フュージョン的なリフやリズム・パターンをひっこめ、幻想的なシンセ・オーケストレーション、チック・コリアお得意のスペイン趣味を随所に押し出しつつ、やや生真面目手にまとめた作品といえるだろう。相変わらずデジタル・シンセは多用しているものの、本作ではアコピの出番も多いし、他のメンバーも総じてアコスティック系の楽器を多用しているのも特徴だ。あれこれ深読みするムキもあるが、要するにややテクノロジー偏重だった前二作の反動でもって作られたというのが、意外にアルバムのコンセプトなのかもしれない。

 アルバムはトータル・アルバム風というか、全体が組曲のような感じになっている。冒頭から3曲目までは、シンセ・オーケストレーション、アコギ、アコピなどフィーチャーした短い楽曲がメドレー風に続き、4曲目「パッセージ」でもって、ようやく比較的前2作のパターンで作られたポップなフィーリングをもったフュージョンらしい作品となる。もっともこれも前に比べるとかなりゆったりしているが。5曲目の「ビューティー」はRTFの無国籍アコスティック・サウンドを80年代に甦らせたような作品だが、けっこう長い作品の割にはどうもイマイチ盛り上がりに欠く印象がないでもない。続く「キャスケイド」は組曲風の作品だが、前二作の作風をいったん解体して、構成する要素をすっきりと再構成したような趣がある。タイトル・トラックと「アムネジア」はおそらく本作で一番、CCEBらしいタイトな作品か、前者のスパニッシュ風なテーマに入り組んだ展開、後者のボーダレスに8ビートに4ビートを交錯させていくお馴染みのやり口は、「ライヴ・フロム・エラリオズ」の「トゥィーク」を思わせるものとなっている。

 という訳で、本作はトータル・アルバムなのだろうが、どうも彼の描いたストーリーがリスナーにイマイチ伝わらないところがあるのではないか(チック・コリアという人のこの種のアルバムはたいていそうなんだけど)。また、ドラマを感じさせるには、前半はちと散文的過ぎるし、後半のハイライトに当たる部分はあっさりし過ぎの感があると思う。特に「アムネジア」がせっかく盛り上がったところでフェイドアウトするのは意味不明だ。こんなこといったらコリアに怒られるかもしれないけれど、前作もやり過ぎだが、本作は逆にやらな過ぎと....いったところかもしれない。
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Wizardry 生命の楔 @20階

2010年01月20日 00時14分21秒 | GAME
15階のエレベータを開放した後、とりあえずのゴールである20階まではけっこうスムースに進んだ。16階は発光するポイントの色によりワープする場所が異なる3つのエリアになるという仕掛けで、単に下に進む階段を見つけるならば、どれかひとつの経路をたどるだけで済むため、私の場合、2回目の探索で飛んだ魔法が封印されるエリアからワープして、そこから下り階段を見つけ、ショートカット扉を開通させることができた(結局、他の2カ所も探索しちゃったんだけど....だからレベルが必要以上に上がってしまう-笑)。17階は動く回廊と時間制限で天井が降りてくる仕掛け(これを解決するまで三回ペシャンコにされた)があるくらいで、ごく普通のダンジョン。18階は逆時計回りで中央部南東にある階段に到達するんたげど、行き止まりがやたら多くて難儀した。19階はパズル、9つある部屋をパズルのように動かして、3つのスイッチを入れて下り階段に到達。最初はこれの意味するところが全く分からず途方にくれた(笑)。

 20階は実質的にエレベータを開通させた後は、ラスボス戦のみである。トップのレベルが48だったためか、なんなく勝利してエンディング。このゲームはこいつも含め行く手に現れるボスがけっこう弱いので、あんまり頭を使わず普通の殴りで勝ててしまうのはラクだ。という訳でけっこうあっけなく、とりあえずのエンディングを迎えてしまった。実はこの後に更にボーナス・ダンジョンが続くらしく、人によってウィザードリィらしいおもしろさが出てくるのはここから....というムキもあるようだ(ここのでを壮大なチュートリアル...といいきる強者も-笑)。とりあえず、ちょっと探索してみたところ、出てくる雑魚共もボーナス・ダンジョンにありがちな法外な強さではなく、普通に勝てるので、試しにせっかく転職可能となったこともあり、ここでオリジナル・キャラを転職させ、これまでの戦侍盗レ僧魔から、戦侍侍レビビへと替えてみて(戦士をロードにしたかったんだが、パラメータが足りないらしく転職できず)、もうしばらく潜ってみようと思う。そういえば、まだ村正も出てないし(笑)。
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