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Sony CyberShot DSC-F1 (デジタルカメラ)

2009年09月29日 22時20分51秒 | PC+AUDIO
 1996年10月発売、ソニーのサイバーショットシリーズの初代機である。これが出た当時、デジカメといえばまだまだ走りだった時期で、確かこれに先行してカシオのQV10とかいう代物がベストセラーになっていたような気がする。新しいモノ好きな私は、このキカイに大いに興味は感じたものの、そのチープなデザインとカシオというブランドにどうも物欲をそそらず、結局触手が伸びず仕舞いだった。初代サイバーショットはそのQV10と同様、液晶モニター、レンズ部が回転するマルチアングルモニターといった仕掛けを踏襲しつつも、メタルボディーに高級感あるカメラカメラしたデザインでまとめたところに、大いに購買欲をそそられて、8万円以上という今ならデジイチさえかえそうな値段だったにもかかわらず、発売直後すぐに購入した。思えば私が購入したデジカメの第1号である。

 調べてみると、なにしろ13年も前のキカイなので当然といえば当然だが、デジタル機器としてのスペックはかなり貧弱(固定焦点のアナログ機器としての性能は知らず)、35万画素でメモリは内蔵で4MBのみ、最高画質だと30枚くらしいしか撮れなかったと思う。もっとも、当時、こういうのは「お初」だった訳だし、私自身映像に関してはとんとこだわりがないクチなので、特に画質だの、撮影枚数に関しては、「まぁ、こんなもんだろ」的に不満は感じることもなかったが、むしろ決定的に不満を感じたのは内蔵メモリからパソコンに取込む時の遅さであった。ケーブル、IrDAどちらもパソコンへの転送が信じがたいほどに遅く、十数枚転送するのに10分くらいかかるのには辟易したものだった(おまけにソフトが別売で一万円くらいした)。結局、カメラ本体よりもこの転送の遅さが致命的だったと思う。

 ともあれ、このキカイが活躍したのは、パソ通のオフ会でみせびらかすことができたとか(笑)、最初に訪台した時に携行して、写真を撮りまくったことくらいだろうか。もっともそういう時は、保ちの悪い電池が災いして、肝心な時に撮れない....なんてことになって、訪台の時は光華街で高い専用バッテリー買うハメになったりもした。そんな訳で、このキカイを一通り使って感じたことは、転送にせよ、電池の持ち時間にしたところで、「デジカメというキカイはも家電品のように使うにはまだまだこなれてない、オレが使うもんじゃないな」という点であった。そういう経緯もあって、これ以降デジカメについては、しばらく模様眺めになってしまったのであった。
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