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音楽全般について 素人臭い能書きを垂れてます
プログレに特化した別館とツイートの転載もはじました

ウィンナ・ワルツ集/ライナー&シカゴSO <SACD>

2008年01月01日 16時12分56秒 | クラシック(一般)
 年末は液晶テレビの購入に伴って、自宅のAV環境の整備にばたばたとしていたせいで、行きがかり上DVDやケーブルTVはけっこう観たりしたけれど、音楽についてはほとんど落ち着いて聴くということはなかったのだが、とりあえずAV環境の方はこの暫定的な設定が終わったものとみなし....というか、「もう、これでいいや」的に踏ん切りをつけて、先ほどからCDを聴き始めているところである。とりあえずいましがた封を破って聴いているのは、ライナーが振るウィンナ・ワルツ集だ。先の「新世界」と同時に購入したものだが、やはりウィンナ・ワルツを聴くと、バタバタしていた年末が過ぎて、むさ苦しい我が家にも正月が来た....という気分がしてくる。

 さて、このライナーによるウィンナ・ワルツ集だが、LP時代にかのエリーザベト・シュヴァルツコップが「無人島に持っていきたい1枚」として選んことで、妙に有名になったアルバムである。ライナーは一応ハンガリー出身のアメリカで活躍した指揮者というイメージがあるから、なんとなくウィンナ・ワルツとは場違いな気もするが、渡米以前はドレスデン国立歌劇場なんかの首席をしていたくらいだし、そもそもその時代のハンガリーってのは、確かオーストリアの一部だったはずだから、こういう音楽は血肉化しているのだろう。音楽的にはなんの違和感もない仕上がりである。同じハンガリー出身の指揮者でもセルが振ったワルツ集は、あまりに締め上げすぎて息苦しいところがないでもなかったが、こちらはそういったところはほとんどなく持ち前のスマートさ、オケが豪快にドライブする快感のようなものが、あまりシュトラウスの音楽を裏切ってないところが良いのだろう。ただ、惜しいのは「皇帝円舞曲」などでみられる盛大なカットである。当時のアメリカではこういうカットは慣例化していたのかもしれないが、今、聴くと「えっ、なんで」と思うことしきりである。

 ちなみにこのアルバムも収録は先の「新世界」と同様、1957年とのことだが、こちらは非常に状態で録られて、オケの響きホールごとパックしたような音場感は素晴らしいし、低音の腰も強く、「新世界」の時に感じたような、古くささを感じさせないのがいい。一応、CD層の方も聴いてみたけれど、やはりSACDの方がベールを一枚はがしたような鮮度感があるのはさすがだ。そういえば、元旦といえばウィーンのニュー・イヤー・コンサートの中継があるが、今年の指揮者はなんとジョルジュ・プレートルだという、かなり昔から名前を聞く、フランスの指揮者だが、一体どんな経緯で起用になったのだろう。というかこの人、もう相当な高齢じゃないのかな?、ともあれ今年は観てみることしようか。
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明けましておめでとうございます

2008年01月01日 01時12分38秒 | Books
 明けましておめでとうございます。昨年、私がはがきスタジオで作った年賀状は10パターンを超えました。例によって素材集(帆風社の年賀状デザインブック風賀悠々、インプレス社、年賀状CD-ROMイラスト及び和の年賀状の3冊)からまんま引用という感じですが、親戚、友人、職場の同僚とあれこれ考えていくと結局、あれもこれも使いたくなってしまい、結局いろいろ作ってしまったというところです。年末の空き時間にこうした年賀状のあれこれ考えるのって、せわしないような、楽しいような不思議な時間ですね。という訳で、その中から差し障りのなさそうなものを、当ブログのご挨拶代わりにアップしときます。
コメント (2)
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