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音楽全般について 素人臭い能書きを垂れてます
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007 ダイ・アナザー・デイ

2007年08月12日 22時01分07秒 | MOVIE
 先日、007シリーズの「カジノロワイヤル」のDVDを購入したのだが、なんとなく観る機会を見逃している。私は大ジェームス・ボンド・ファンだからして、早く観ても良さそうなものだが、どうも音楽を聴いたり、ゲームをしたりの時間に余暇を費やし気味で、映画を観る時間の方はどうも後回し気味というか、割り当てられないことが多いのである。とはいえ、観る気は十分にあるので(当たり前か-笑)、とりあえず本日は夕方から、景気づけという訳ではないが、「カジノロワイヤル」の前作に当たる、ピアース・ブロスナン主演による最後の007シリーズ最後の作品である「ダイ・アナザー・デイ」を観てみた。監督は、もともとテレビCMなどをとっていたリー・タマホリというニュージーランド出身の新鋭。ボンド・ガールはこの作品の直後出演した「チョコレート」でアカデミー賞を獲得することになるハル・ベリー。音楽はジョン・バリーの後継者ぶりも板についてきたデヴィッド・アーノルド、主題歌はマドンナといった布陣である。

 ストーリーは謎のダイアモンド王を巡るストーリーで、舞台はお約束のたっぷりと用意されたクレジット前のシークエンスは北朝鮮。本編はキューバ~ロンドン~アイスランドと進みんでいく。北朝鮮のシーンではホーバクラフトの追跡、キューバではDNA変換病院の爆破とハル・ベリーの登場、ロンドンではダイアモンド王とサシで激突するフェンシング戦、Qの工房、アイスランドでは氷の要塞を巡ってのカーチェイス、輸送機上での大団円と、例によって見せ場はふんだんに用意されているが、冒頭の北朝鮮のシーンで結局はボンドが囚われの身となってしまい、監獄で一年あまり拷問にさらされる日々がタイトルバックに流れるあたりはこれまでにない趣向だし、ハル・ベリーという黒人系のボンド・ガールや氷の要塞というのはまぁ新しい趣向かもしれないが、全体としては王道路線を手堅く守っているという印象である。ブロスナンの007シリーズは4本作られた訳だけれど、個人的には一番おもしろかったのは、「トゥモロー・ネバー・ダイ」で、次が「ゴールデンアイ」かな。「ワールド・イズ・ノット・イナフ」は見せ場はよく覚えているけれど、全体としては印象が薄いので、これが3番目というところだろうか。

 蛇足だが、ここで登場するセカンド・ボンド・ガールのロザムンド・パイクは、清楚な正統派英国美人で、私のようなオジサンだと、この人がファースト・ボンド・ガールで、ハル・ベリーが悪玉の方が似合う気がするんだけど、やっぱ今のセンスだと直球過ぎてひねりがないってことになっちゃうのだろうか。でも「オクトパシー」のクリスチナ・ウェイボーン、「ムーンレイカー」のコリンヌ・クレリー、「二度死ぬ」の若林映子とか、セカンドの方が好きだったすることも多いんだよね。まぁ、好みの問題でしょうが。
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