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音楽全般について 素人臭い能書きを垂れてます
プログレに特化した別館とツイートの転載もはじました

平年を10度上回る猛暑の中、ナイター見物

2005年06月28日 23時59分28秒 | others

 本日は高気圧に関東以西が覆われた結果、東京都で36.2度を記録、42年ぶりに最高気温を更新するなど、各地で平年を10度前後上回る猛暑となったのだそうだ。そんな猛暑の中、私は東京都の隣の県で午前は成田国際空港、午後は幕張メッセを、ネクタイ上着&着用で飛び回っていた。もう地獄である。なにしろ心の準備ができていない、車から降りると「わぁ、なんだこの蒸し暑さはぁ!」だし、電車から降りて某キャンパスへ向かう数分の徒歩で汗が噴き出してくる。上着がジャマだぁ、ネクタイが苦しい。意識がもうろうとしてくるようだ(笑)。

 で、仕事がはねた後、マリーンズ対ホークスのナイター見物。まさかこんな猛暑になるとは、企画してくれた幹事さんも予想だにしなかったろうが、ビール片手にベースボール観覧なんざ、この時ならぬ猛暑の夜に絶好のタイミング。企画してくれた幹事さんに感謝した一夜であった。

● パ・リーグだし空いてるのかと思ったら、けっこう満員。私が座ったのは一塁側の内野スタンド2階。

● ビール売りのおねぇさん、猛暑+半額セールで売れまくり。満タンの時はさぞや重かろう。それにしてもこの姿を見て、ゴブリンを連想してしまう私はやはりFFXIに毒されているのだろうか。

● スコールさながらの雨で中断。再開後清水が打たれ3失点。

● 7回、恒例の風船、そういえばのこれもミミズに見えないこともなかったなぁ(笑)。試合は結局ロッテ敗退で首位を転落。

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RADIOHEAD / OK Computer

2005年06月28日 00時01分38秒 | ROCK-POP
 先日レビュウしたコールドプレイのサード・アルバムですが、とても気に入ってしまい、現在iPod、車、自宅と聴きまくっている最中です。前2作も既に発注済みですが、それが来るまで、レビュウの時、ちらっと引き合いに出したレディオヘッドが気になったので、ひっぱり出してきました。本作は彼らの第3作目(97年)にあたり、数年前、なんかの記事で90年代UKロックの名盤みたいな評価が高かったので、どんなもんかしら?と購入してきたように記憶してますが、一聴した印象としては「ナルシシズム満開の屈折系?、だけとそんなに名盤かねぇ?」ってな感じで、そのまま放置してあったのです。

 で、久しぶりに聴いてみた「OK Computer」ですが、コールドプレイで「自閉ロック」が気持ちよくなっている当方のコンディションも影響しているとは思いますが、「おぉ、こんなに凄い作品だったのかいな」と、ちょいと驚いているところです(うーん、やっぱりオレの耳は信用できん-笑)。とにかくサウンド・センスが独特で、細部にまで異常こだわり、また作り込まれた音の重なり具合から沸き立つ、アシッドな浮遊感はなかなかのもので、一応ギター・バンドの音ではありますが、ギターのアルペジオ、生ドラムをオブジェのように扱い、まるでデザインするかの如く音を組み立ててサウンドを作っていくあたりは、明らかにテクノ的な感触です。

 例えば冒頭の「Airbag」は、ヘビーで暗鬱のリフ、トレモロ風なフレーズ、ハウスっぽい生ドラムとベース、一聴して打ち込みとわかるタンバリン、各種シンセのSEなどが実に緻密に組みたてられ、そこに神経質そうなトム・ヨークのヴォーカルがのることで、独特の浮遊感と陰影にとんだ音楽を形成しているという感じですが、この曲に限らず、このバンドをギターのリフというかアルペジオをテクノ風なシーケンス・パターンのように使うことが多くそのあたりも、この独特のひんやりしたサウンドの立役者になっているという感じがしまう。2曲目「Paranoid Android」の込み入った展開も、このサウンドあってのものでしょうし、3曲目の「Subterranean Homesick Alien」、5曲目「Let Down」ではサイケ的な音作りとテクノの合体といいたいような実にクレバーなサウンド。クリアのギターの響きも実に気持ちいいです。8曲目の「Electioneering」では一昔前のグランジ風な音を彼らなりに解釈したって出来といったところでしょう。

 一方、アコスティック感覚をメインに据えた10曲目「No Surprises」やオーラスの「The Tourist」は若干希望を感じさせる曲調ですが、暗鬱な4曲目「Exit Music」と6曲目「Climbing Up The Walls」そして、11曲目「Lucky」あたりの実に現代UKロック風な自閉感に満ち満ちでいて、好きな人にはたまらない同時代性を感じさせるでしょう。それにしてもUKロックって、80年代後半からこうした閉塞感に満ちた、自宅に引きこもって鬱積しているような曲調のものが多くなり、今やある種の伝統のようになっていますが、こういう負のパワーって、盛り返したハズの大英帝国のどこからわき出てくるんでしょうかね~。
コメント (3)
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