前に取り上げたグレン・ミラーやペニー・グッドマンと同時に注文してあったものですが、前二者とは違ってトミー・ドーシーという人の音楽をきちんと聴くのは、多分これが初めてです。トミー・ドーシーという人の音楽については、ムーディーなトロンボーンとか、フランク・シナトラが楽団に居たとか、そのくらいのイメージしか
ありませんでしたが、フランク・シナトラとの共演については、後日に譲るとしても、「ムーディーなトロンボーン」というのは、あぁ、こういうもんだったのか....という感じが強かったです。
これはどういうことかというと、私は子供の頃からヘンリー・マンシーニの「トゥ・リトル・タイム」という曲が大好きで、この曲には甘くトロンボーンがフィーチャーされていた訳ですけど、以来、ジョビンとオガーマンの初共演盤「イパネマ」の「ディサフィナード」とか、こういうスタイルの曲がけっこう好きだった訳ですが、このアルバムを聴くと、トミー・ドーシーこそ、こうしたスタイルの創始者だったことが分かったということなんですね。識者には当たり前のことだったのかもしれませんけど、個人的には大きな発見でした。うーん、いろいろな音楽聴いているつもりでも、まだまだ発見はあるもんです(笑)。
ライナーを読むと、トミー・ドーシーは「センチメンタル・ジェントルマン・オブ・スウィング」と呼ばれたようですが、やはりそうしたムーディーな部分が売りだったんでしょうね。アルバムにはアップ・テンポのスウィンギーな作品も多数収録されてますが(「オパス・ワン」!)、やはりミディアム・テンポより下の作品が良いです。曲としては「センチになって」にとどめをさすでしょう。この曲、前に取り上げたカンゼルとシンシナティ・ポップスの「ビッグ・バンド・ヒットパレード」にも収録されていて、あれも良かったですが、やはりオリジナル演奏は味わい深いです。「サマータイム」とかリストのアレンジ「愛の夢」なんかもその系統ですかね。
ありませんでしたが、フランク・シナトラとの共演については、後日に譲るとしても、「ムーディーなトロンボーン」というのは、あぁ、こういうもんだったのか....という感じが強かったです。
これはどういうことかというと、私は子供の頃からヘンリー・マンシーニの「トゥ・リトル・タイム」という曲が大好きで、この曲には甘くトロンボーンがフィーチャーされていた訳ですけど、以来、ジョビンとオガーマンの初共演盤「イパネマ」の「ディサフィナード」とか、こういうスタイルの曲がけっこう好きだった訳ですが、このアルバムを聴くと、トミー・ドーシーこそ、こうしたスタイルの創始者だったことが分かったということなんですね。識者には当たり前のことだったのかもしれませんけど、個人的には大きな発見でした。うーん、いろいろな音楽聴いているつもりでも、まだまだ発見はあるもんです(笑)。
ライナーを読むと、トミー・ドーシーは「センチメンタル・ジェントルマン・オブ・スウィング」と呼ばれたようですが、やはりそうしたムーディーな部分が売りだったんでしょうね。アルバムにはアップ・テンポのスウィンギーな作品も多数収録されてますが(「オパス・ワン」!)、やはりミディアム・テンポより下の作品が良いです。曲としては「センチになって」にとどめをさすでしょう。この曲、前に取り上げたカンゼルとシンシナティ・ポップスの「ビッグ・バンド・ヒットパレード」にも収録されていて、あれも良かったですが、やはりオリジナル演奏は味わい深いです。「サマータイム」とかリストのアレンジ「愛の夢」なんかもその系統ですかね。