今年から「昭和の日」となった4月29日。魚沼市では成人式が小出郷文化会館大ホールで行われる。合併前の6か町村では4月29日に行っている町村と、対象者が参加しやすい帰省期のお盆に成人式を実施する町村があったが、魚沼市となってからは毎年4月29日に行われており、今年で3回目となる▼成人式の対象者についても、合併前の町村ではその年度に成人を迎える人を対象としているところと、前年度に成人となった人を対象としているところがあったが、魚沼市では後者を採用、全員が成人を迎えてから成人式に出席するスタイルをとっている▼今年度の魚沼市成人式の対象者は昭和61年4月2日から62年4月1日までに生まれた人で、対象者の数は589人。このうち男性212人、女性238人の合計450人が成人式への出席を予定している。当日は13時から記念式典が行われ、星野芳昭市長からから新成人に贈る言葉があり、来賓祝辞に続いては新成人代表が誓いの言葉を述べる▼式典に続いては新成人実行委員会の主管による「新成人の集い」が開かれる。魚沼市では成人式対象者の家族に新成人への手紙を募集したところ、懐かしい思い出やエピソードなど心温まる内容の手紙が寄せられ、集いでは、その手紙の一部が実行委員会のメンバーにより紹介されることになっている。また、十日町市出身の越井祐希さんと、埼玉県出身の山田寛明さんによるユニットで、関東を中心に若い人たちから支持を集めている「BestPartner」のライブも開かれる▼全国的には新成人が酒を飲んで暴れたり、式を妨害する行為が毎年報道されているが、合併前を含めて魚沼市ではそういった行為はほとんど見られず、毎年整然と式典が行われている。次代を担う若者たちの成人としての門出を祝う成人式。今年も華やかな中にも落ち着いた雰囲気の会場で、温かで、楽しく、新成人たちの心に残る式典、若さ溢れる集いが繰り広げられる。
暖冬少雪の影響大きく
魚沼市では市内スキー場の平成18年度の利用客入り込み
状況をこの程まとめた。それによると平成18年12月から19
年3月までに魚沼市を訪れたスキーヤー・スノーボーダーは
全体で10万7920人で前年度の10万740人より7180人
増加したが、稀に見る少雪の影響を受けて市内6ヶ所あるス
キー場のうち4つのスキー場で前年より利用客が減少した。
市内では奥只見丸山スキー場以外は12/30からの営業と
なり、なんとか年末年始は営業できたものの出足を挫かれた。
雪不足から1月に一時閉鎖を強いられたスキー場もあったり
予定よりも早く営業を打ち切るスキー場が多く、少雪の影響
を大きく受けた。市内全体で入り込みが増えているのは、昨
シーズン奥只見丸山スキー場が豪雪の影響から年末年始に
営業しなかったことによるところが大きく、記録的な暖冬少雪
により積雪量が大きく明暗を分けたシーズンとなった。
スキー場名 平成18年度 前年度 比較(%)
奥只見丸山 21290 6410 332.13
大湯温泉 3540 4090 86.55
薬師 11870 14930 79.50
小出 14420 17000 84.82
須原 47000 50000 94.00
大原 9800 8310 117.93