昨日、6月6日は母の命日でした。
もう、28年経ちました。
あの日も、同じように小雨が降る暗い日曜日でした。
コロナ禍以前は、命日のお墓参りは欠かしたことがありませんでしたが、
今は、人との接触は避けたいので、
公共の交通機関を使った移動はできるだけ控えたい。
それに往復の交通費もバカになりませんので。
だから、来月のお盆のお墓参りまで待ってもらおうと思います。
でも、母の好きだったグラタンは作りましたよ。
家にある材料で・・・。
メークインと春キャベツだけのシンプルグラタンですが、
ナツメグを効かせ、仕上げにイタリアンパセリを散らしました。
めちゃくちゃおいしかったですよ。(^-^)
母は、グラタン、ドリア、ピザが大好きでした。
その昔、静岡に(いや全国にありましたね)ジローというピザハウスがありました。
GIRAUDと書くジローです。
母はそこのメニューにあるような、
日本人向けイタリアンみたいな料理が大好きで、
「こういう料理は家で作れない。」と思い込んでいました。
だから、私がグラタンやドリアを作った時は大変驚いていました。
作り方は、何度も教えましたが、
母はうまく作ることができませんでした。
料理のセンスはゼロの人でしたから・・・。
入院中も、病院のご飯は食べようとしなかったので、
グラタンやクリーム系のパスタを作って、よく持って行きました。
病院の給湯室にある電子レンジで温め直し、病室に運ぶと、
同じ部屋の患者さんやそのご家族から
「レストランみたいな匂いがする!」と言われました。
あの頃をなつかしく思い出すなんてことはありません。
もし、神様が若返らせてくれると言ったとしても、
母を看病したあの時代には戻りたくはありませんね。
暗黒の時代でしたから。