もうGGIのいいかげんな選挙話はただただウンザリされるだけであろう、だからもう止めにしようと思っていたのですが、昨日の新聞で小さなヘンな記事、理解に苦しむ内容の選挙がらみの記事を見てしまいましたので、ほんのチョッピリ触れておきます。考えようによってはまことにうす気味悪い話です
昨日10月13日の朝日新聞夕刊、「《共謀罪》論客はいま何を語る」と題された記事が掲載されていました、国会での共謀罪審議の場で活躍?した政治家たちがこのたびの選挙にさいして、この問題についてあまり語っていないというか口を閉ざしがちであるという記事ですが、GGIが気になったのはこの記事のなかの小さな囲い記事の内容です。
囲い記事の題名は「《共謀罪》法への対応 4党無回答」
短い記事ですので全文を以下に記しておきます
《国際人権NGOアムネスティ・インターナショナル日本などがつくる「共謀罪廃止のための連絡会」は衆院選に際して、自民、希望、公明、共産、立憲、維新、自由、社民の8党と国会会派・沖縄の風に、「共謀罪」法への対応について①廃止②修正③維持の三択でアンケートを実施した。自民は「廃止や修正の必要はない」として「維持」を回答。「国際組織犯罪防止条約の締結のために不可欠」と述べた。共産、立憲、社民、沖縄の風は「廃止」と答えた。公明、希望、維新、自由は回答しなかった」》
GGIは驚いたのは回答しなかった政党があったことです。四つもの政党が答えていないのです。これはどういうことでありませうか。回答しなかったのは公明、希望、維新、自由。公明と維新は最終的にこの法案に賛成していました。希望は、もし当時議席を持っていたら賛成したのではないか、というのがGGIの推測、自由は議決に際して牛歩戦術をとっていたことから反対していたのではないかと思います。
しかし、これらの政党なぜ回答を拒否したのでありませうか・・・簡単な設問ではあり、答えられないことはないはずだと思われるのですが、それなのに何故回答をしなかったのでせう?
これらの党、それぞれに色々事情があるでせうけれど、答えにくいさまさまな政治的な事情があるにしても、回答拒否とは・・・・しかも選挙で争点の一つになっている重要な問題について答えないとは・・・・政党としては異常な態度です。このような現在問題になっている重要な問題については、国会に犠牲を持っている政党はいずれおいわば公の存在、つまり公党でありますから、公党として回答する義務があるとものとGGIは考えるます。しかし、これらの党のみなさん、そう考えなかったようです。市民団体のアンケートなんかに答える義務なんかあるものかとでも思ったのでありませうか・・・
これではまるで「沈黙の政党」です。むかし「沈黙の艦隊」というなかなかのマンガ作品がありましたが、「沈黙の政党」という現実は、市民としては何やら不気味でなりませぬ。自民党の最近の横暴ぶりも確かに問題です。しかし、選挙の争点になっている問題について、政党としての自らの姿勢を明らかにすることを拒否するという、議会政治の常識を無視したこれらの党の姿勢も同様に無視できぬ問題です。
これらの党は答えると何か都合が悪いことがあったのでありませう、はっきり答えて選挙民の批判を招きたくない、などという姑息な理由があったのかもれません。都合が悪いことには口をつぐんでいてもよい、と考えているのであるば公党失格、そのような政党に政治や民主主義を語る資格があるはずはありませぬ
解凍を拒否した政党の諸氏よ、雄弁が銀であるとは限りませぬ、沈黙はあなたたちにとっては金かもしれませんが、議会政治の場においては決して金ではありませぬ。
なもあみだぶ、なもあみだぶ、なもあみだぶ・・・
今日の写真は本文と関係ありませぬ、今はもう秋、誰もいない湖(うみ)、おセンチな秋を撮ったものです。よろしければクリックしてご覧くださいませ
グッドナイト・グッドラック