昨日、ブラブラと外出しましたら選挙のポスターが貼ってある掲示板が目に入りました。
今日の写真はこの掲示板を撮ったものです、ご覧になっても退屈なだけでありますが、よろしければクリックしてご覧くださいませ
ご覧のとおり、GGIが棲息する湖都の選挙区では三人が立候補しております。自民党１、社民党１（ナントカカンとか市民連合湖都選挙区市民の会推薦）、無所属１です。いまお騒がせの原因になった希望の党と人気上昇中とされる立憲民主党の候補者がおりませんので純粋無党派（あるいは無責任ヤジウマ）市民GGIとしましては、正直申し上げて、やや退屈であります
まだ４０代の自民党のナントカ君、消費税増税分を幼児教育や高等教育の無償化といういわば貧困対策を安倍君が公約に掲げており、貧困対策に使うのであればGGIは賛成ですので、ほんとうであれば投票してやってももいいと思っていたのですが、新聞記事によればこのボンボン、授業料の無償化は高校まででよい、などと公約に反するケチなことを言っております。彼は大学にカネがかかるので貧しい家庭の子はなかなか大学に行けない、それが貧困層の再生産につながっているということがまるで分っていないのです。そんな頭のワルイ世間知らずのボンボンに投票しろというのは無理な話です・・・
次なる候補者、無所属の候補者は湖国の方であればみなさんご存知の前知事の女性。でもこのポスターはいただけませぬ。「いまの政治 ほっとけない」、何をアホでノーテンキなことを言っているのですか、ほっとけないどころではありませぬ、この女性、知事選では「もったいない」のキャッチコピーで勝ったと思っておりますので柳の下の二匹目のドジョウを狙ったのありませうが、まことに安易です。
知事時代、「卒原発」などと言って夜目遠目の原発反対の人々に評判がよかったのですが、近くで接して傘の内を拝見しますと、パファーマンスだらけでかなりのインチキ。福島県から秘密裏に持ち込まれ不法投棄されてしまった放射能で汚染されている木材チップ、その始末にこまったこの知事、をワルイ業者に命令して、これまた秘密裏に関東の某県に運ばせ意図的に行方不明にしてしまいました。これは許せないと、GGIはこの木材チップの行方にについて厳しく情報公開請求を行ったのですが、徹底して拒否したあげく、事後に「どこに持って行ったか言うわけにはいきません、言えば私が億単位の損害賠償を請求されますからね」と堂々とのたまわって、イケシャアシャアとしているというトンデモ人間です。
ですから、別にとてもワル～イ人ではないのでせうけれど、投票するにはいささか気がひけます、それにこのたびどうして立候補したのかよくわかりませぬ、はじめは「希望」に満ちていたようなのですが、希望の灯が怪しげになるのを目にしてサッサと退散、いまでは９条に自衛隊を明記するのはダメよとおっしゃるなど、なかなか器用なお方でもあります
まあ、要するに出たがり、目立ちがりなのでありませう・・・こんな悪口書いたら公職選挙法に違反するのでせうかね？でもGGIが見るところ、まだ知事時代の人気の貯金があるでせうから、このたびのレースの本命馬、いや本命タヌキでありませうか・・・
もう一人の候補者、この人物は湖国の社民党の代表者ですが、前知事にくらべれば知名度は事実上ゼロにちかく、しかも高齢、つまりGGIより若干先輩の後期高齢者であります、正直申し上げて、いまは「ヒトは見た目」の時代、苦戦を強いられざるを得ないでありませう。
この人物も脱原発などと申しておりますが、GGIら市民が毎月行っている脱原発のデモにたまには来たらどうなんだと、GGIは親切にも案内状を送ったりするのでありますが、まるで姿を見せたことがありませぬ、まことに言行不一致、選挙のときだけ張りきられてもなあ・・・憲法命だけの古色蒼然としたカンバンだけではなあ、それに先日もGGIが説教したのですが、貧困問題にもあまり関心がないもよう・・・というわけで、どうもいまひとつピリリとしたものに欠けております
この候補者はGGIと同じく後期高齢者でありますから、憲法などと言う高尚？な問題を云々するよりも、本人にとっても身近な問題であるはずの後期高齢社の孤独と苦悩と不安と窮状を貧困問題に絡めて訴えたほうがよほど説得力があり票になるのではないか・・・
などなど、と三人の候補者のポスターを眺めていて、誰も投票したくなるようなのはいないなあ、と思案を投げ首して帰宅の途につきました
庵に帰り着きましたら、ややあって電話がかかってきました、聞こえてきたのは録音された声、「このたびの選挙、湖国での選挙に関する世論調査です、ご協力をお願いします、各質問について該当する答の番号を選んでプッシュしてください、では第一問・・・」
誰が調査しているのかの説明がありませんでしたので、失礼やなあ、こんなのにはイイカゲンに答えてやろうと思いました（いずれかの選挙陣営による調査かもしれませぬ）・・・そういえば面倒だったのですぐに電話を切ったのだけれど、昨日か一昨日にも似たような全国規模の調査と称する電話がかかってきてたなあ・・・
このたびの選挙に関心がありますか・・・・さあ、ほんとのとこどうやろ、えい、大いに関心がないことにしとこう
あなたが支持する政党は？そんなことほっとけや、でもいまや落ち目で議席数が激減するとの評判が高い自民党にでもしておくか、ほっとけないということで・・・
投票に行きますか？・・・そんなことその日の気分と天気次第、答えようがないけど嬉しがらせるために《必ず行く》ということにしておくか・・・
三人のうちだれに投票しますか？誰も投票したいのはおらんから答えようがないけどなあ、えっ、まだ決めてないという答もあるの？じゃあ、それ！
比例区はどの党に入れますか、という質問があったのですが、政党名が次々に読み上げられ結構な数でありましたので、どの政党がどの番号なのか分からなくなり、まあ、ラッキーセブンを押しておくかということにしたのですが、果たしてどの党であったのでありませう・・・
最後に年齢と性別・・・・えいっ！二十代、女性とでもしておいてやろうかな・・・
電話を切ってから、GGIはハタと考え込んでしましました。このような世論調査にヒトは果たしてどの程度正直に答えるものであろうか、かなりの人々がGGIと同様にメンド―やなあ、とそのときの気分でいいかげんに答えているのではないではなかろうか、と思ったのです
GGIは、だいたい世論調査なんかして選挙結果を予想して、それをメディアが大々的に報じるのはいかがなものかと考えております。人騒がせなだけで人心を惑わすではなく、場合によってはメディアが選挙結果に大きな影響を及ぼすことが考えられる、すなわち選挙がメディアによるゆがめられるという危険が潜んでいるのではないかと危惧するからです。
数日前の週刊誌の予想（サンデー毎日や週刊現代の広告では）では自民党は激減でありました、しかしながら昨日の各全国紙の調査では自民党は単独過半数を超える勢いなどとなっております、いったどうなっているのでありせうか・・・
選挙民はこのような調査結果を見て、そうか、それなら○○党は止めて○○党にするかなどと考えるのです、調査結果の信頼度は事実上不明であり不確かであるにもかかわらず、このように選挙民の投票行動を左右するのです。しかも投票行動を事実上左右しているにもかかわらず、メディアは自らの調査結果には、自らの予想には、責任を持たないのです、
このような状況は決して民主主義にとって好ましいものではないというのがGGIの考えです。選挙期間に入る以前はともかく、選挙期間に入ったらメディアによる選挙結果の予想に関する報道を禁じるべきであります、メディアに選挙結果を左右する権利はないはずだからです。
メディアによる無責任予想が禁じられれば、選挙民は、つまり私たち市民は、アホなメディアによる情報に惑わされず、自分の頭で誰に投票するか、あるいは棄権するか、よりしっかりと考えることになるでありませう
えっ、何ですか？いいかげんなものであってもメディアによる予想があるからこそ選挙は盛り上がりオモローなるんやないか、とおっしゃるんですか？まあ、確かにそうですよね、GGIも予想記事の大愛読者でありますから・・・でもねえ、そんな無責任な市民ばかりだったら、このニッポン、沈没してしまうのではないでせうか・・・えっ、もうとっくに沈没しているとおっしゃるのですか・・・
なもあみだぶ、なもあみだぶ、なもあみだぶ・・・
グッドナイト・グッドラック！