UGUG・GGIのかしこばか日記 

びわ湖畔を彷徨する独居性誇大妄想性イチャモン性前期高齢者の独白

順調に販売電力量を減らす関電さん・・・

2017-06-21 01:01:01 | 日記

昨日の朝日新聞に「販売減深刻 値下げ急ぐ、関電ひと月前倒し」と題されて記事が掲載されていました。

関電は福島原発事故以前の原発依存率が4割、事故後原発が使えず火力発電に切り替えたために燃料代が高くつき、このため2013年には家庭向けを9.7%、2015年には8.3%値上げ。すでに自由化されていた企業向けの値上げ幅も大きく大口顧客は関電より安いで電力会社に流れはじめており、次いで昨年4月に家庭向け電力の販売自由化で関電離れに拍車がかかりました。 

関電は家庭向け電力をそれまで約1000万世帯に販売していましたが、今年5月末の時点で関電利用者の約8%に当たる83万世帯が新電力に切り替えているとされています。

こうしたことから、福島原発事故は対岸の火事、どこ吹く風とばかりに原発の再稼動に執心してきた関電の販売電力量は事故前2010年における販売量の8割にまで減ってしまっています。

原発なんかもういらんと思っている市民にとりましては真に慶賀すべき状況であります。脱原発を願う市民の動きも、裁判などで再稼動が次々に認められるなど手詰まりの感が拭えないなかで、ただ一つの好ましいと言うことができる状況、どんどんよくなるほっけの太鼓というわけではありませんが、この先、新電力に切り替える家庭が2割、3割と増えていき、関電の電力販売量がさらに減り続けるならば・・・と、GGIはこの先に若干の希望を感じております。

そうです、いま関電は困っているのです。そのため関電は再稼動させた高浜原発3号機が7月4日に営業運転に入ると、すぐに値下げの申請を行い、普通は二カ月程度かかる国の審査を短縮して、一カ月たたずに値下げを行うつもりなのだそうであります。利用客が戻るかどうかは値下げ幅しだいですが。新聞報道によりますと、原油価格低迷しているなど、大幅な値下げは困難とされています

GGIの考えでは、多少値下げしたところで簡単に利用者が戻るとは思われませぬ。関電さんは最近しきりにテレビなどで《power with heart》 という意味不明のキャッチコピーを流しておりますが、なんだか悪あがきにしか思えませぬ。

(この意味不明のキャッチコピーについてはすでに日記に書いておりますので、読んでもいいよ、という殊勝な方は以下のサイトをご覧くださいませ。

http://blog.goo.ne.jp/ugugggi/d/20161004

GGIも昨年、湖国のスーパーチェーン平和堂さんが売っている電力に切り替えました。まだ関電の電力を買っているみなさんには、一日も早く新電力に切り替えて明るい未来を目指してくださるよう平に伏してお願い申し上げます。

関電社長の岩根茂樹さま、GGIはただいま某氏に頼まれて、社長さまあての「原発の電気はいらない署名」という活動に協力しておりますが、反応は良好でございます。

社長さんもご存知と思いますが、原発25基を有する韓国の分在寅新大統領は去る6月19日に、福島原発事故を踏まえて「原発は開発途上国の時期に選択したエネルギー政策であった」として脱原発に向けて政策転換行うことを明言しています。また台湾の新政権も2025年の脱原発実現に舵を切っています。

社長様、いつまでも時代遅れの原発に執着せず、全国の電力会社の先頭を切って、脱原発に向けて一日も早く方針転換することが、市民のためであり、また長い目で見て、御社にとりましても御社の社員のみなさまにとりましても大変有益であるものと考えられます。しかし、このままあくまでも原発に依存するというのであれば。ば御社の経営状態はジリ貧・衰退の一途をたどることは火を見るより明らかでございます。

今日の写真は上記の記事に付されていた電力各社の販売電力量の2010年以降の推移を示しているグラフを撮ったものです。すこし見づらいのですが、大きく拡大してご覧くださいませ。

なもあみだぶ、なもあみだぶ、なもあみだぶ

グッドナイト・グッドラック!