昨日はとてもよい天気でした、梅雨の晴れ間というよりは真夏の天気です
わが庵の唯一の大きな木、すっかり緑に包まれたナンキンハゼ、まだまだグングン伸びるイチジク、年々幹が太くなっていく芙蓉の木、いまや全面展開中のドクダミさんたちの白い花・・・
いよいよわがガーデンは緑なりきだなあと思いながらアンズの木のほうに目をやりましたら、なんと木の下の草むらにアンズの実が落ちておりました、それも一つでありません、四つも落ちているのです!
先日の日記に、昨年はじめて たった一つ実がなったアンズの木に今年はいくつも実がなったと書きましたが、そのアンズの実が自発的に地面に着地しているのです
「やあ、アンズ君、君たちそんなところに落っこちて何をしているの?」
「誰かと思ったらGGIさんですか、何をしているとのご質問ですが、じつはぼくたちはGGIさんを待っていたのです」
「GGIを待っていたって、それどういう意味?」
「聞くところによりますとGGIさんは稀代のなまけものだそうですね、だから僕たちが木にぶらさがっていても、いつまでもただ眺めているだけで、手を伸ばして実を獲ろうとはしないだろうと思って、わざと地面に落ちたのです。そうすればGGIさんが気づいて、ぼくたちを手に取るだろうと思ったのです」
「そうだったのかぁ・・・それはどうも・・・わざわざGGIを待っていてくれてありがとうと言いたいところだけど・・・でもなあ、GGIは無欲の人やから、果実は眺めているだけで十分なのや、あのむこうにある柿の木、あの木には毎年いっぱい実がなるけれど、大半は元大工のゴローさんが取っていくだけで、GGIはただ今年も一杯なったなあと眺めているだけ、眺めているだけで豊かな気持ちになるので、それで十分なのや」
「いろいろ言い訳しているけど、結局はわざわざ木の枝からもいで、持って帰って皮をむいて食べるのが面倒なだけなんでしょう?」
「君たち、言いたいこというなあ、GGIはただあるがままの自然を愛しているだけや、まあ究極のエコロジストなのです」
「まあ言い訳はそれぐらいでいいから、ボクたちはGGIサンを待っていたのだから、とにかく僕たちを庵のな蚊に連れ帰ってください。皮をむくのも面倒がるGGIさんが食べなくても、そのうちだれかお友だちが来たらボクたちをその方にあげればいいのです」
「わかった、では不本意ながら君たちを庵へと連行させていただきます」
かようなしだいで、アンズの実を四つ持ち帰り、現在ちゃぶ台の上に鎮座させております
今日の写真は連れ帰ったアンズ君たちを撮ったものです。クリックしてごらんになり愛でてやっていただければまことに幸いです
なもあみだぶ、なもあみだぶ、なもあみだぶ・・・
グッドナイト・グッドラック!