UGUG・GGIのかしこばか日記 

びわ湖畔を彷徨する独居性誇大妄想性イチャモン性前期高齢者の独白

「共謀罪」についての私的事情・・・・

2017-06-19 00:48:59 | 日記

以下は某日某所におけるGGIよりずっと若き知人との対話です。

「GGIさん、共謀罪法案がとうとう国会で成立してしまいましたね、GGIさんの日記を拝見いたしますと、ひごろよく謀議なんかをなさっておられるようなのでご感想をお聞かせください」

「まあ、意地悪な感想をいうならば、しばらく時間が経てば今反対の声は強くてもなんとなく世の中静かになってしまうのではないかと・・・・」

「そんなこと言ってもいいのですか?」

「良いも悪いもないやろ、オレは過去の冷厳なる事実に基づいて言うてるのや、たとえばやなあ、かつて1999年に、盗み聞きという悪徳を公認する「通信傍受法」が成立目前になったときGGIは湖国の公明党の代表者に直接会って《君ら公明党も創価学会も傍受の対象になるのやぞ、分かってるのか》などと強くいったのやけれど結局成立してしもうた。その後、ときおり話題になることがあっても通信傍受法ケシカランという声は今ではほとんど聞かれないようになっている」

「それになあ、あの集団的自衛権を実質的に認めた安全保障関連法制のときも、連日国会前で大反対の声ということだったけれど、今では静かなもんや、特定秘密保護法も同じことや、当時はずいぶ騒がれたけど・・・とにかくなあ、鴨長明さんが方丈記で言うてはるように、(世の中にいろんな大変なことがあってもしばらくたつと)《人皆あぢきなきことを述べて、いささか心の濁りも薄らぐと見えしかど、月日重なり、年経にしのちは、言葉にかけて言ひ出づる人だになし》というわけや

(この方丈記の一節に関しては以下の日記に書いておりますので、よんでもいいよを思われる方は以下のサイトをご覧くださいませ)

http://blog.goo.ne.jp/ugugggi/d/20151227

「なんかGGIさん、もう後期高齢者の諦めの境地みたいですねえ・・・」

「いや、原発問題のように、事故が実際に起きてその結果さまざまな問題が現に起きている場合には、反対運動などは簡単におさまらないけど、現に目に見えるような問題がおきていない、あるいは問題が起きているかどうか判然としないような事柄、つまり新たにできた法制度の場合、たいていは悲しきことに、月日重なり、年経にのちは、おうおうにして、言葉にかけて言い出づる人きわめて少ないというわけや・・・」

「まあ、諦めの境地かどうかはともかくGGIが最近ちょっと不思議に思うのは、モリ・カケ・スキャンダルの「認めない」「調べない」「謝らない」強引な幕引きによる不正行為の証拠隠滅、それにただただ数に任せての国会での共謀罪強行採決、こんなことが重なると、とうぜん世間にアベ政権退陣要求の大きな声があちこちで上ってもよさそうなものやのに、そのようなことはあまり耳にしないことや、メディアでもそこまでの論調は見られん、共謀罪を成立した日の朝日・毎日・東京などの社説を読んだけれど、退陣せよ、とまでは言っていない。これはちょっとおかしい、良くないことやと君は思わんか?」

「言われてみると確かにそうですね、やはり、聞き分けのないアベ坊や、もうええかげんにせんかい、さっさと退陣せえ!という声をあげるべきでせうね」

「君もそう思うか。そう思うなら今からオレが言うことに賛成しろ、あのなあ、GGIはこれから聞き分け不良のアベ坊や、さっさと退陣しろ、というハガキでも作ってばらまこうかと思ってるのや、だから賛成しろ」

「う~ん。GGIさんのお気持ち、よくわかるですけれど、賛成するとなるとちょっぴりヤバイなあ」

「それ、どういう意味や、何がヤバイのや?」

「あのですねえ、ボクがGGIさんの話に耳を向けているだけなら、ただの談笑であり問題はないのですが、GGIさんの提案にボクが賛成したとなると、それは単に話をしたということではなく、僕たち二人は何事かについて《共謀》したということになるでせう、それがマズイのです、共謀罪の対象になりかねないから・・・・」

「何をアホなこと言うてるのや、アベ坊や退陣せえというハガキ作るからと言って、君がそれに賛成してからといって何で共謀罪なんかになるのや!」

「GGIさん、あなたは勉強不足です、共謀罪に対象となる犯罪はなんと273もあるのですよ、そのどれかに該当するかもしれないじゃないですか」

「アホらし、そんなくだらんこと言うなら、オレのコーヒー代、君が払え!」

「まあ、そう怒らないでください。ここに273の犯罪の一覧表がありますから、ちょっと検討してみませう」

「君もしつこいなあ、まあ、勝手にしろ」

「う~ん、これは違うなあ・・・これも違うなあ・・・なかなかないなあ・・・あっ、終わりのほうにありました!」

「どれや?」

「これです、僕たち二人が首相退陣要求のハガキをつくってばらまこうとする行為は 【組織的な犯罪の処罰及び犯罪収益の規制等に関する法律】の中の《組織的強要》に該当します。」

「どうして該当すると言えるのや?」

「僕たちは構成員は二人ですけれど、それでもいちおう組織ということになりますよね。だから二人でいろいろな人に首相退陣要求のハガキを出してくれと強く求めることは《組織的強要》にあたるのです。だからボクはGGIさんの提案に賛成することを保留することにします」

「保留?君は冷たいなあ、見損ねた、勝手にしろ!」

「でもねえGGIさん、がっかりすることはありません、GGIさんが単独で実行すればいいのです。法務省の刑事局長が国会で《単独犯は共謀罪の対象はありません。ですから単独犯によるテロ行為は共謀罪では取り締まることはできず、また共謀罪で防ぐこともできません》とはっきり答えていますから」

「わかった、じゃあ単独犯でいくことにするかあ、でもなあ、オレの売り物は優柔不断やしなあ・・・」

共謀罪法における273種類の犯罪の一覧は以下のとおりです。よろしければご覧になってお勉強なさってくださいませ(一部省略)

 【刑法】内乱等幇助(ほうじょ)▽加重逃走▽被拘禁者奪取▽逃走援助▽騒乱▽現住建造物等放火▽非現住建造物等放火▽建造物等以外放火▽激発物破裂▽現住建造物等浸害▽非現住建造物等浸害▽往来危険▽汽車転覆等▽あへん煙輸入等▽あへん煙吸食器具輸入等▽あへん煙吸食のための場所提供▽水道汚染▽水道毒物等混入▽水道損壊及び閉塞(へいそく)▽通貨偽造及び行使等▽外国通貨偽造及び行使等▽有印公文書偽造等▽有印虚偽公文書作成等▽公正証書原本不実記載等▽偽造公文書行使等▽有印私文書偽造等▽偽造私文書等行使▽私電磁的記録不正作出及び供用▽公電磁的記録不正作出及び供用▽有価証券偽造等▽偽造有価証券行使等▽支払用カード電磁的記録不正作出等▽不正電磁的記録カード所持▽公印偽造及び不正使用等▽偽証▽強制わいせつ▽強姦(ごうかん)▽準強制わいせつ▽準強姦▽墳墓発掘死体損壊等▽収賄▽事前収賄▽第三者供賄▽加重収賄▽事後収賄▽あっせん収賄▽傷害▽未成年者略取及び誘拐▽営利目的等略取及び誘拐▽所在国外移送目的略取及び誘拐▽人身売買▽被略取者等所在国外移送▽営利拐取等幇助目的被拐取者収受▽営利被拐取者収受▽身の代金被拐取者収受等▽電子計算機損壊等業務妨害▽窃盗▽不動産侵奪▽強盗▽事後強盗▽昏酔(こんすい)強盗▽電子計算機使用詐欺▽背任▽準詐欺▽横領▽盗品有償譲受け等

 【組織的な犯罪の処罰及び犯罪収益の規制等に関する法律】組織的な封印等破棄▽組織的な強制執行妨害目的財産損壊等▽組織的な強制執行行為妨害等▽組織的な強制執行関係売却妨害▽組織的な常習賭博▽組織的な賭博場開張等図利▽組織的な殺人▽組織的な逮捕監禁▽組織的な強要▽組織的な身の代金目的略取等▽組織的な信用毀損(きそん)・業務妨害▽組織的な威力業務妨害▽組織的な詐欺▽組織的な恐喝▽組織的な建造物等損壊▽組織的な犯罪に係る犯人蔵匿等▽不法収益等による法人等の事業経営の支配を目的とする行為▽犯罪収益等隠匿

 【爆発物取締罰則】製造・輸入…http://www.asahi.com/articles/ASK3102FVK2XUTIL05K.html より引用

なもあみだぶ、なもあみだぶ、なもあみだぶ

今日の写真は本文と関係ありません。わがガーデンのドクダミ草原を撮ったものです。よろしければクリックしてご覧くださいませ

グッドナイト・グッドラック!

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