UGUG・GGIのかしこばか日記 

びわ湖畔を彷徨する独居性誇大妄想性イチャモン性前期高齢者の独白

戦略的遅刻魔プーチンさん・・・

2016-12-19 00:48:47 | 日記

ロシアで長年権力の座にあるプーチン氏は遅刻魔であることでよく知られています。GGIが推測しますところ、彼の遅刻癖は会談する予定の相手によって遅刻時間をさまざまに調節するという戦略的遅刻魔です。

このため先日の日露首脳会談でも見事に二時間半以上も遅刻しておりました

「プーチン大統領閣下、日本の安倍首相に会いに行く時間です」

「もうそんな時間か、しかしオレのほうから会いたいといったわけじゃないし、アベ坊やが自分の点数稼ぎに会いたがっているだけやから、少々待たしてもええやろ、3時間以上遅れるとなると外交儀礼に反しているともめかねないから、ぎりぎり2時間半ぐらい待たしておくことにしてやろう。」

「交渉事は待たした方が有利なのは外交の初歩的常識や。待たしておいてもあの坊や、会談をキャンセルなんかしたら錦を飾ったつもりの故郷で大恥や、だから少々遅れたって愛想笑いして迎えるに決まっている。《イヤー、すまんすまん、ちょっと忙しくてなあ、さあすぐに話はじめよか》と言えば万事OK、こっちのペースや、それになあ日露問題で記者会見したところで国際的に注目されることなんかあらへん」

「そやからプーチン様の存在感を印象付けて点数を稼ぐために、共同記者会見のとき、ついでに日露間の問題とはぜんぜん関係ないシリア問題についてわざわざ触れて、シリア和平問題でわがロシアが主導権を握るつもりであることを強調するともりや、そうすれば外国の報道陣は喜ぶやろ」

「大統領閣下、オバマ大統領に会いに行く時間です」

「もうそんな時間が、相手はオバマ大統領か・・・彼は国際的に評価の高い政治家やから、彼を待たしたとなると、プーチン、おまえ何様やと思っているのや、礼儀しらずや、とオレの国際的評判が落ちかねんなあ。だから半時間ほど早めに行って、『オバマさん、どうぞまだお仕事なさっててください、わたしは時間になるまでホワイトハウスの庭でも柔道の練習でもしていますから』とでもいえば、オバマ氏はプーチンってなかなかエエ奴やなあということになって、会談もうまく行くはずや!」

「大統領閣下、ドイツのメルケル首相に会いに行く時間です」

「もうそんな時間か、メルケルかあ、メルケルおばさん、なかなかしっかりしてるから、あんまり遅刻すると何言われるか分からんなあ。1時間以上も遅れたら、《あら、プーチンさん、遅かったわね、モスクワからベルリンまで、ひとっ飛びじゃない。それに、あなたKGB時代にベルリンで暗躍していたことあるでしょ、だから道に迷うことなんかないはずよ、弁解無用、さあ、さっさと話はじめるわよ、あのね、プーチンさん、シリア問題であまりデカイ顔しないでね》などと突っ込まれかねんからなあ・・・」

「大統領閣下、英国のメイ首相に会いに行く時間です」

「もうそんな時間か、メイ首相かあ・・・高級ファッション雑誌《ヴォーグ》を愛読する、サッチャー気取りのきつ~いおばさんや、油断できんなあ、でもまだまだ新米首相や、そやからちょっと待たせるか、1時間半ぐらい、でもイギリス人は皮肉屋が多いから何言われるかわからんなあ。《あら、国際的遅刻魔さんにして結構早いお着きね。プーチンさん、わたしイアン・フレミングの007シリーズやル・カレのスパイ小説を愛読してるの、でもね、『ロシアから大遅刻して』とか「寒い国から遅刻してきた元スパイ」なんていう作品、読んだことないわよ!》などと皮肉られるやろうなあ・・・」

その他、米国の次期大統領トランプさんや中国の習近平さんなどについてもプーチンは綿密なる遅刻魔プランを持っていることでありませう。習近平やトランプのような独裁的で自信過剰の政治家は、むしろプーチンさんの得意とするところでありませう

今日の写真は先日の日露首脳会談に際しての共同記者会見で、シリア問題にまでしっから言及して点数を稼いで帰っていったプーチンさんの姿です。よろしければクリックしてご覧くださいませ

今日も何のためにもならない話でお許しくださいませ

グッドナイト・グッドラック!