GGIは沖縄県内に土地を持っております。GGIは地主なのです。土地は米軍普天間馬飛行場内にあります
地主ではあるのですが、毎年、日米安保条約に付随した日米地位協定に付随しているところの日本国内における米軍用地に関する特別措置法に基づき、GGIの土地は、いろいろな法的手続きを経て、善良なる市民の意思に事実上関係なく、毎年強制的に国に借りられてしまいます。
日本国による人の土地を勝手に使用する手続きが終わりますと、貴殿の土地に関する使用料○○円を日本銀行コザ代理店に供託した、欲しかったら勝手に受け取りに行けという通知が防衛省沖縄防衛局から参ります
今日の写真は沖縄防衛局からの土地使用料支払いの知らせの一部を撮ったものです。よろしければクリックしてご覧くださいませ。
その気になればGGIが受け取ることのできる土地の賃貸料は１１２円也です。
GGIが所有する土地の面積は６７平方メートルの３０００分の６とされています。６７平方メートル、すなわち約２０坪を多くの人々が共有しており、その３０００分の６がGGIの持ち分ということになります
６７平方メートルの３０００分の６は１３４０平方センチメートル、すなわち一辺３５センチの正方形ぐらいの面積です
いつでありましたか、ずいぶん以前、反戦一坪地主会というところの事務局に電話して「もしもし、一坪地主というからには私の土地が一坪あるのでしょうね？」とききましたら、「とんでもありません。GGIさんの土地の広さはハンカチ一枚ぐらいの広さに過ぎません。まあ、よっこらしょと座るときにお尻に敷くのにちょうどいいぐらいの大きさのハンカチだと思ってください。ですから正確にはGGIさんは真に御気の毒ですがハンカチ一枚地主にすぎません」
かようなしだいでGGIは栄誉あるハンカチ地主であるのですが、この猫も気の毒がるぐらいの狭い土地を強制使用するために、一年に何回も沖縄防衛局から手紙が参ります
沖縄防衛局からの手紙は基本的に配達証明付き郵便＋普通郵便という形式をとっています。配達証明付きで送って来るのですが、まったく同じ内容の書簡を普通郵便でも同時に送ってくるのです。普通郵便のほうには「配達証明付きでお送りしましたが万一届かなかったときのため、念のため普通郵便で同じものをお送りしておきます」という断り書きがついております
ですから一回通知の手紙送るためには配達証明の料金３１０円＋８０円と別に送られてくる普通郵便の８０円＝合計４７０円を要するのです。この費用が年に数回必要となるのです。仮に年に３回としますと４７０円×３＝１４１０円を要するのです。この費用は全部国の税金で賄われることになります
また、沖縄県収用委員会からも「土地の収用に関する審議会を開催します、意見陳述をすることができるので、その気があればいらっしゃい」といった知らせなどが、沖縄防衛局ほどにバカていねいではありませんが、ときおり届きます。仮に年に３回としますと８０円×３回＝２４０円かかります。これは沖縄県の費用で賄われるのでありませう。
結局、わずか１１２円の借り賃を支払うために、少なくとも合計１６００円あまりの税金が費やされるのです。土地使用料の１５倍ほどの税金が使われるのです。費用対効果最悪です。
3000分の６の土地でこれだけの費用を要するのですから、この６７平方メートルの土地全体では、１１２円×３０００÷６＝５６０００円の土地使用料を払うために１６００円×３０００÷６＝８０万円の税金を費やすことになります
このほかに、この他人の土地を強制使用するための煩雑な事務作業に携わるお役人さんたちの人件費も要します
このような事実を知ったら、こんな大迷惑を国かけて、国に税金を浪費させるような輩は「土人」ならぬ「非国民」である！と無知蒙昧なる大阪府警の機動隊の方や府警機動隊はオキナワで立派に任務を果たしていると称賛した大阪府のリッパな知事さんはおっしゃるのでしょうね！
このリッパな大阪府知事さん、夢よもう一度の阪万博とか、しめしめ濡れ手に泡だと張りきってカジノ・シティ計画を企てておりますが、実現したとしても間違いなく膨大な赤字だけが残されることになるであろうことを、慧眼GGIは厳かに宣告しておきます。
犯罪発生率日本一、非正規雇用の割合日本一、生活保護世帯数日本一など数々の日本一に輝く大阪、GGIが「非国民」であるならば、この貧困なる大阪でアホで安易かつ愚劣なあだ花のごとき金儲け計画を企てて浮かれいる府知事さんをはじめとしたみなさんは「国賊」ではないでせうか？
でも、この金儲け計画、企てたものの、万博はあの花のパリに持っていかれ、カジノは世界のトキオに持って行かれるかもしれませぬ。人をダマすのが得意の狸クンもキツネ君も、お粗末な話だなあと嗤っていることでありませう
グッドナイト・グッドラック！
