UGUG・GGIのかしこばか日記 

びわ湖畔を彷徨する独居性誇大妄想性イチャモン性前期高齢者の独白

雑草問題特別委員会・・・・

2013-11-14 00:24:04 | 日記

【議長】定刻になりましたので、あの~議員が11月5日に提起されました雑草問題の審議を開始いたします、あの~議員、まず問題の概要を説明してください

【あの~議員】あの~でございます、あの~ですね、 独居老人性イチャモン課のGGI課長が、かつてそのブログにおいて雑草なぞないと明言しておりましたのに、去る10月31日に「わが庵の庭に雑草が生えていた」と記しておりました、この記述はあきらかにかつての発言と矛盾しておりますので、私は11月5日にこの日記のコメント欄に「やっぱり雑草はあったのだ!と題して以下にように記しました

《いつぞやブログオーナ様は「雑草なぞ無い、すべての草には名前が在る」
とおっしゃっていたのでは?》

あの~、この私どものコメントを記しましてから十日近くが過ぎておりますが当局からは、GGI課長からは何の反応もなく、この問題をうやむやにしようとしているのではないかと疑われるために本日質問いたすしだいです

【議長】GGIイチャモン課長、逃げずに答弁しなさ~い

GGIGGIでございます、何も逃げているわけではございません、この間、身勝手なニューニャ・GIA長官の命で命がけのミッションに携わっておりましたのでお答えするのが遅れたしだいです、それにこんな大きな問題になるとは思っておりませんでしたから

【議長】世の中に雑草なるものが存在するか否か、それが問題だ、ではないというのですか?

GGI】いいえ、決してそういうわけではございません、ですからこの一週間ばかり雑草問題のことで頭がいっぱい、私なりに雑草問題の歴史的背景を研究させていただきました、そうしましたら意外な事実が判明したのです、ものの本によりますと昭和天皇も生前GGIと同様のことを、すなわち「雑草なぞ無い、すべての草には名前がある」とおっしゃっていたのだそうです、ですから私が天皇が申されたことを無意識にパクッタのか、それとも天皇が私の言葉をパクッタのかははっきりしないのですけれども・・・

【議長】GGI課長、何を言いたいのですが、天皇がパクッタなどというのは不敬罪疑惑だぞ!天皇もそう言っているのだから自分の言動は絶対に正しいとでも言いたいのか?

GGI】いや、天皇を後ろ盾にしてコソクな言いわけをするつもりなど毛頭ございません、ただ事実関係を知っておいていただきたいと思いまして・・・

【議長】天皇のことはともかく、他の事実関係について説明しなさい

GGI】では申し上げます、私どもの調査結果に基づけば、雑草なるものはれっきとして存在しているともいえるのです、たとえば雑草を研究対象とした学会、「日本雑草学会」なるものが存在しています、来年2月には日本雑草学会第53回大会が開催されるとのことであります、学会があるくらいでありますから、雑草なるものの学問的定義も存在しております、ですから私が11月5日の日記に確かに「雑草が生えていた」と書きましたが、当の草々が雑草の定義に該当するものであれば、私が記したことは間違いでないと言えるのです

【あの~議員】そうなるとあなたの過去の発言はどうなるのですか「雑草などない」という発言を取り消しますか?

GGI】あの~ですね、あの~先生さま、前言を取り消しますと、天皇のお言葉を否定することになります、そんな畏れ多いことは・・・あの~ですね、この問題は雑草の定義しだいでどこへ転がっていくかわからない非常に複雑極まるセンシティブな問題なのです、ですから一言で申し上げれば、「雑草は存在する、しかし雑草は存在しない」というまことに不条理とも言うべき、サルトルさんもカミュさんもお悩みになった世界なのです

【あの~議員】サルトルとかカミュとか言ってあなたは問題をごまかそうとしているのでしょう、そんな手にはのりませんよ、はっきり答えなさい、雑草はあるのですか、ないのですか

GGI】ですから申しあげているではありませんか、雑草はあるけれどもない、ないけれどあると・・・もう少し正確に申し上げますと、定義は様々でありますけれども「雑草」なる概念は明らかに存在しており、その概念に属する草々は確かに存在している、つまり雑草は存在していると言えるのです、しかし「雑草」という名の、つまり「雑草」を固有名詞とするところの草は存在していない、だから雑草は存在していないということもできるのであります、おわかりですか?

【議長】なんだか分かったような分からないようなインチキの臭気がプンプンする話や、あの~議員、騙されなるな!

GGI】それにですね、雑草問題が厄介なのは、雑草の定義が実に様々であるということであります、

【あの~議員】あの~、たとえばどのような定義があるのですか

GGI】そうですね、これも若干曖昧な定義なのですか雑草学会あたりでは、人間に有用でない植物を雑草としているのではないでしょうか、でも「有用」の中身はどのようなものかという問題があります、たとえばタバコは有害と考える人々にとってはあんな雑草なんか、といことになりますが、スモーカーにとっては有用中の有用植物であるからです、農学的には、「作物に直接または間接的な害をもたらし、その生産を減少させる植物(荒井:1951)」という定義がありますが、この定義は農地以外にはあてはまりません、「雑草とは、人間の生活範囲に人間の意図にかかわらず自然に繁殖する植物」という定義(ウィキペディア)もあります、でもですね、たとえば日本雑草学会の研究所の圃場で研究のために「雑草」をたくさん栽培している場合は、これらの雑草は、研究所にとっては有用な植物でありますらから、雑草ではないということになります、この場合は雑草学会の圃場に咲いた雑草でない美しい花はいくら美しかろうが雑草学会にとっては邪魔っ気なものでありますから、逆に雑草と見なされることになるのです、ウィキペディアの定義も完璧なものではありません、人間の意図にかかわらず美しい花を咲かせる草花を目にしたとき、人は果たしてそれを雑草と感じるでありませうか、大いに疑問であります

【議長】もうそんなウダウダした、わけのわからん話をよろしい、さっと結論を述べなさい

GGI】ウダウダかクダクダか知りませんが、これが現実なのです、それに忘れてならないのは、何を雑草と定義するのか、定義を下す人物の立場や教養などにも左右され、個人差がとても大きいということです、ですから気まぐれに自分の気に入らない草を、「あれは雑草」だと言っても決して間違いではないのです、ですから雑草はどこにでも存在しているとも言えるのですが、すべての草々を気にいっている人物にとりましては雑草を存在していないと言えるのです、すなわち、これまでの私の説明でお分かりと思いますが、雑草が存在するか否かは極めて相対的で主観的な問題であるというのが私の結論です、

ここで一枚の写真をお見せいたします、わが八重葎庵のサウス・ガーデンの秋の景色です、よろしければクリックしてご覧ください、さてみなさん、このガーデン、雑草だらけで見苦しいとお感じなるでしょうか、いや雑草など存在しないまことに麗しきガーデンとお感じになるでせうか、それはみなさんのご自由であります、私どもは、私に癒しをもたしてくれるこれらのすべての草々の存在に感謝しております。ですから、先日は赤い花を咲かせているハーブの立場を考慮して雑草云々と申し上げたのですが、、本日は、ハーブの立場からではなくわたくし個人の立場から申しあげさせていただきますと、わがガーデンには雑草なんか存在していないのであります。、あの~議員、どうか雑草を取り巻くこの複雑で不条理かつセンシティブな現実をご理解ください、物事、すべての複雑なのであります、二者択一の単純思考では解決できないことが世の中、大半なのであります、これが本日の教訓であります、ご清聴ありがとうございました・・・

【あの~議員】あの~、あの~ですねぇ、おっしゃることは結局はコソク極まる言い訳に過ぎないようにおもわれますが・・・・

グッドナイト・グッドラック!

コメント (1)
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