透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

木の文化について学ぶ

2006-07-30 | A あれこれ

 
木のタペストリー 060722

ひき出しにいろんな種類の木が使われている。テクスチャーがそれぞれ異なるので綺麗。 



現在国営アルプスあづみの公園で開催中の「森のめぐみと木の文化」という企画展を先日観にいった(8月20日まで開催)。

こんなタイトルの展示だと、どうしても観たくなる。会場には約60種類の木について写真のような展示がされていた。 昔の人はそれぞれの木の特徴を生かして生活に必要な道具に実にうまく使っている。「適材適具」 適材適所に倣ってこう表現しておく。

馴染みの木も、そうでない木もあったが興味深かった。 ホオノキで子どものころ風ぐるまを作って遊んだな、展示を見ていて幼い日の記憶が浮かんできた。木曽地方で春につくられるほおば巻き、このところ食べてないな。和名の朴は包むの「ほう」に由来すると説明にあった。ほう、なるほど。

♪「北国の春」で馴染みのこぶし。茶室の床柱などに使われることがある。以前私もその用途で使ったことがある。 案内してくれた友人に聞くと一年がかりで準備したという。古い民具などを集めるのは大変だっただろうな、と思う。

今はプラスチックなどで作られるようになってしまった道具、昔はみんな木で出来ていたということを気づかされる。 割り箸までプラスチックになってしまったら、悲しい。材料の大半は輸入品だと聞くけれど。


 


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