以前読んだ新潮文庫の『たけくらべ』
■ 樋口一葉といえば『たけくらべ』。この短編は日本の文学史年表に必ず載る。この作品をまた読みたいと思い、自室の書棚を探したがなかった。どうやら昨年(2020年)の5月に処分した多くの文庫本の中に含まれていたようだ。それで改めて買い求めた。
岩波文庫のカバー画は鈴木清方の「たけくらべの美登利」という作品とのことだが、僕が小説を読んでイメージしている美登利よりずいぶん大人、という印象だ。
この淡い初恋ものがたり(美登利と真如は今で言えば中学3年生か高校1年生くらい)はラストが好い。擬古文は苦手だが、リズミカルな文章に慣れて読み進めたい。
樋口一葉についてはブログを始めて間もなくこんな記事を書いている(過去ログ)。