透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

― 隙間に立つ火の見櫓

2015-01-12 | A 火の見櫓っておもしろい


(再) 撮影日 150111 

■ この火の見櫓を取り上げるのは2回目(過去ログ)。 ホテル ルートイン松本インター(長野自動車道松本インターのすぐ近く)の裏側に立っている火の見櫓。ホテルの正面側からは見えないので気が付かない。ここだけが空間的にも時間的にも切り離されたかのようだ。



3角形の櫓に6角形の屋根と見張り台。屋根のてっぺんにだんごが付いているが、これは松本ではよく見かけるタイプ。手すりのデザインも然り。半鐘は既に無い。

梯子が見張り台の床を突きぬけているが、これは上り下りしやすいようにするための配慮。



脚元。櫓内に出入りするために1構面だけ逆Uを少し広げたような形のアーチになっている。他の2構面はかなり低い位置に水平部材が架けられ、柱材の下端との間に斜材が設置されている。

ここで注目すべきはアーチの上の水平部材に付けられている上半分だけのリング。確かにこの位置にブレースを設置しようと思えば、このような方法になるだろう・・・。

周辺の環境からして、いつ撤去されてもおかしくない。いままでよく生きながらえたものだ。


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