透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

「負ける」建築

2007-04-11 | A あれこれ

 松本市街地の桜が満開になった。しばらく前に目隠しフェンスの前の枝だけが咲いていた市内A校の桜もこの通り。



● 今夜は「プロフェッショナル」に建築家の隈研吾さんが登場する。隈さんと言えば先日東京ミッドタウンにオープンしたサントリー美術館やしばらく前に完成した高知県の梼原町の庁舎などの設計者。番組で隈さんが何を語るのか注目。

以下追記 

プロフェッショナルをみた。

「隈研吾 創造を生み出す現場」 制約に負けることから独創が生まれる

番組でも紹介された隈さん30代の作品「M2」、混沌とした東京を建築的に表現したのだという。自信作を酷評されて隈さんは落ち込んだらしい。確かにあの作品を評価する気にはなれない、どうしても。この人は真面目に建築しているんだろうか、そう思ったことを覚えている。

それが環境に「負ける」建築を創造する原点だという。環境に負ける、要するに環境に溶け込んだ、環境によく馴染むということだろう。梼原町の庁舎は地元産の杉をふんだんに使った木造建築。あの「M2」と同じ設計者の作品とは到底思えない。他にも最近のプロジェクトは「真面目」なものばかり。

番組では熊本で進行中のプロジェクト、竹構造のレストランが紹介された。12月にオープンする予定だという。斬新な構造だった。

いままで隈さんの作品に注目したことがなかった。サントリー美術館をじっくり観察しなくては・・・。

サントリー美術館 ↓

http://www.suntory.co.jp/sma/


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2 コメント

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負ける建築 (ケンさん)
2007-04-13 11:26:14
「負ける」・・とても大切なことと思います。
そこが難しく、奥が深いですね。

U1さんのブログ、いつも楽しみに拝見させていただいております。
私ももっと吸収しなければならないものがたくさん
あることに日々、気づかされております。
感謝



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ケンさんへ (U1)
2007-04-13 22:01:57
コメントありがとう。ケンさん、日々研鑚だね♪
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