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木曽谷には火の見櫓が少ない、という印象だが、その存在に気がついていないだけかもしれない。木曽谷を走行中、木曽福島でこの火の見櫓が目に入った。
3角櫓に6角屋根、円い見張り台。見張り台の高さは梯子段の段数とその間隔から9.5メートルくらいと分かる。
手すりのシンプルで美しいデザインが目を引く。半鐘の他にサイレンと消火ホース掛けがある。屋根の一部が欠損しているのは残念。
鋼板製の床面には規則的に水抜き穴が開けてある。
脚元はよくあるタイプ。後の木が邪魔をして火の見櫓を分かりにくくしている。葉が生い茂っている時の方がいいかもしれない。
この火の見櫓は遠景が魅力的だ。再訪して「火の見櫓のある風景」を撮りたい。