■ かなり前に既に引用したがもう一度。**塩尻の駅を過ぎると、西の窓に忘れることのできぬ北アルプス連峰が遥かに連なっているのを、係恋の情を抱いて私は望見した。黒い谿間の彼方に聳える全身真白な乗鞍岳は、あたかもあえかな女神が裸体を露わにしているかのようであった。**(「神々の消えた土地」北杜夫/新潮社)
9月から毎週所用で岐阜県高山市まで通った。標高1,500mのところにある施設に通じる山道から見える乗鞍岳(だと思うが)。
引用したように北杜夫は乗鞍岳を女神に喩えた。確かに松本側から望むこの山は男性的な北アルプスの峰々とは異なって女性的、たおやかな山容が印象的だ。
女神・・・、とするとこの山のこの形、乳房!
朝焼けに染まるときを見たいと思っていたがそれは叶わなかった。ピンク色に染まったらきっと艶かしいだろう(ってこのアルコールな中年は一体何を考えているんだか・・・)。
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