○1 神長官守矢史料館 ○2 同館 外壁 ○3 妻垂れ
今回で藤森さんのファンサイトはおしまい。
最後はやはりこの作品、デビュー作の神長官守矢史料館。
伝統的な民家には見られない不思議な形だが、何故か懐かしいと感じる。
妻垂れ(3)は諏訪地方の民家に見ることが出来る、妻壁を雨から保護する垂れ壁。藤森さんはこの妻垂れで史料館の外壁を覆った。サワラの手割の板を使っている。屋根は地元産の鉄平石を葺いた。写真では分からないが破風板の止め方はこの地方の古い民家のそれに倣っている。
「懐かしさ」の理由はこの辺にありそうだ。
藤森さんの作品は全てこの路線。
やはりデビュー作にはその後の作品の全てが詰まっている。
展示について(しおりから)
**神長官守矢が司る諏訪大社上社の祭祀のうちもっとも大がかりでかつ神秘的なのは御頭祭である。ここでは長期にわたるこの祭のピークをなす前宮十間廊で行われる「神と人との饗宴」の供物の一部を復元し展示している**
のだそうだ。
○4 内部展示の様子