透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

3北杜市白州町の火の見櫓 

2023-02-06 | A 火の見櫓っておもしろい


(再)北杜市白州町 4柱44型 倉庫またぎプチ貫通 2023.02.05 

 この火の見櫓は国道20号沿いに立っていて、走行していて遠くからよく見える。


この火の見の側面の写真を撮るのは初めてだと思う。二度、三度と見て初めて気がつくこともある。




屋根の四隅の隅角(すみづの)を撮った。なるほど、こうなっているのか・・・。肉薄と思われる鋼管下地の先にわざわざ如雨露(じょうろってこんな漢字なんだ、意味が分かる)のような別の部材を付けている。祭り神輿にも付けられている蕨手には厄除けの意味があるのではないか、と思うが、この隅角にはどのような意味があるのだろう。


メンテナンスされていてピカピカな火の見櫓は見ていてうれしくなる。踊り場のところの櫓にはブレースは設置していない。4面ともアーチ部材で補強している。


「倉庫またぎ」と「プチ貫通」
脚元の倉庫を跨いでいる。手前の脚部に設置してあるアーチ形の補強部材は倉庫の陸屋根スラブの端部と干渉しており、少しだけ欠き込んで納めている。後方の脚部にはアーチ形の部材は設置されておらず、スラブの端部と干渉していなかった。

消防章を付けたケージの中に赤色灯が取り付けられれいる。


火の見櫓の横は来福寺。

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軒下に小鐘(火の見櫓の半鐘と区別するために小鐘と呼びたい)を吊り下げてあった。鐘の上部の突起には乳という名前が付けられている。鋳物師によって、乳の形は違う。このことを同行のひのみ友だちに説明した。女性に乳の説明というのは、どうも・・・。元々このような寺院の鐘を火の見櫓の半鐘に転用したことがあった、と思う。


 


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