① 群馬県水上町(当時)平出にて 791018撮影
両妻をかぶと造りにした寄棟の民家、「くれぐし」はめずらしい。
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② 茅野市内の畑に造られた茶室、高過庵 060804撮影
③
■ 雑誌の表紙に注目。屋根のてっぺんに咲くショウブと柱の先端に設えた茶室。
「建築士」の今年の5月号の表紙は①と同じ「くれぐし」。くれとは土塊のこと、ぐしとは棟のこと。従って、くれぐしとは土を載せた棟という意味。茅葺屋根の棟仕舞で、棟に土を載せ、その土が雨で流されないように芝を植えるので芝棟ともいう。芝の他にユリや③のようにショウブを植える場合もある。植物の根が棟を固める。
この雑誌はこのところ安藤邦廣さん(筑波大教授)撮影の民家の写真を表紙に載せている。民家好きにはたまらない。
「TOTO通信」(TOTOのPR誌)の夏号の表紙は藤森照信さん設計の入川亭。台湾に造られた茶室。ついに藤森建築が海外にできた。5本の太い竹が茶室を支えている。高さ7m。地震、大丈夫かな。雑誌には工事の様子が詳しく紹介されている。
先端のデザインもいろいろだ。