空飛ぶ泥舟(藤森照信)と茅野市民館(古谷誠章)
■ 藤森照信さんのギャラリー・トークを聴きに、そして空飛ぶ泥舟に「乗る」ために茅野市美術館へ再び出かけた。
空飛ぶ泥舟の定員は6人。今日(8日)の公開時間は午前の2時間。見学者は5人1組(+添乗員さん 市の職員でしょう。若い女性でちょっとうれしかった。)で舟の中に入る。制限時間は10分。ということは1時間で30人、2時間で60人しか乗ることができない・・・。
受付開始は朝9時、その5分くらい前に美術館に到着。既に何人か並んでいたが、事務室で受け付けを済ませることができた。
10時50分、架けられた梯子を上ってにじり口から泥舟の中に入る。梯子から中に入るときは自然ににじりスタイルになる。外観の印象とは違って中は広い。テーブルの両側の固定式のベンチに3人ずつ腰掛けた。立礼の席だ。梯子が露地か・・・、独創的なアイディアだ。
この泥舟、両側からそれぞれ2本、計4本のワイヤで吊っているように見える。が、実際は舟の底の部分をワイヤが通っていて、2本のワイヤでゆりかごのように吊っていると、藤森さんの説明があった。
なるほど、そうしないと舟底によほど丈夫なキール梁(動物の背骨に相当する)を入れないと、人の体重による曲げ力に対してもたないだろう。
午後のギャラリー・トークは予定の1時間をおよそ40分オーバー。藤森さんが好んで使う素材は土。**土は人間の意識を吸収する**のだそうだ。タンポポハウス(カタカナ表記でよかったかな)の壁や屋根にはニラが生えてきているとのこと。でもニラハウスにはできない・・・と語っていた(隣にはニラハウスの写真が展示されていた)。
やはりライブで解説を聴くと楽しい。
さて次回は今月の22日(日)、伊東豊雄×藤森照信 トークセッションだ。朝早く行かないと・・・。
メモ) 空飛ぶ泥舟のサイズ:長さ3、6m 巾1、8m 重量600kg
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