透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

ガルガに棲む生き物たち

2016-02-28 | F 建築に棲む生き物たち





棲息地:松本市深志3-10-26 観察日 160227

 ガルガは松本市民芸術館の南側にある。昨日の午後、松本市美術館で開催された講演を聴く前に友人のN君とここで食事をした。

かつての繭蔵の1階をカフェとクラフト・ショップに、2階をギャラリーとして使っている。松本は蔵の町、市街地にも多くの蔵があるが、取り壊されてしまった蔵も少なくない。こうして、今でも使われているのはうれしい。日本の(と敢えて書くが)都市の魅力のひとつは新旧混在、例えば古い神社とモダンなビルが隣り合っていることにある。ガルガのすぐ近くには深志神社があり、神社に隣接して伊東豊雄さん設計のモダンな芸術館がある。

蔵の妻壁上部の「牛鼻」には家紋や寿、水などの文字の他、縁起物の鶴や亀の造形が施されていることが多い。この蔵の牛鼻には漆喰鏝絵の鶴が棲んでいる。長命の鶴に末長い繁栄を願ったのだろう。

蔵の入り口脇に道路標識が立て掛けてある。「ネコ 横断注意」とでも解せばよいか。


 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。