透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

茂田井地区の地面の蓋

2024-04-06 | B 地面の蓋っておもしろい


佐久市茂田井にて 2024.04.02 
地面の蓋の後方に立つ火の見櫓は後ろに迫る落葉樹林と同化していて、姿かたちがよく分からない。


 ひらがなで「もたい」とだけ表記されているマンホール蓋。漢字では茂田井。江戸時代にはひとつの村としてまとまっていた茂田井は現在行政上、立科町茂田井と佐久市茂田井とに分かれている。佐久市と立科町にまたがるこの地区で特定環境保全公共下水道事業を運営している川西保健衛生施設組合(構成団体は佐久市、東御市、立科町)の蓋。下に載せた立科町の蓋と同じデザインで「たてしな」という表記だけが違う。


マンホール蓋の外周にはスズランがデザインされている。シラカバ、その後ろは女神湖か。背景には蓼科山が描かれている。円形の中にうまく納めたデザインだと思う。


 


16 佐久市内山の火の見櫓

2024-04-06 | A 火の見櫓っておもしろい


1505 佐久市内山 4柱4〇型ロング3角短脚 2024.04.02

 
国道254号脇から見た火の見櫓。2022年7月に群馬の火の見櫓めぐりから帰る時もここを通ったが、もっと遠くからこの火の見櫓に気がついていたと思う。


屋根と見張り台の手すりの間の空きが少ない。手すりが高いのか、屋根が低いのか・・・。見張り台の床面から屋根下端(軒先)までの高さは2mくらいが標準ではないか、と思う。どうも手すりが高いようだ。


正面から見ると櫓のフォルムが分かりやすい。櫓の上に見張り台と屋根が載っている感、強し。見張り台に対し、それを支える櫓上端のサイズが小さいように感じる。こういうバランスもありだ。




 


15 佐久市内山の火の見櫓

2024-04-06 | A 火の見櫓っておもしろい


1504 佐久市内山 肬水神社(石宮神社)のすぐ近く 4柱44型ロング3角短脚 2024.04.02

 2022年の7月、群馬県で火の見櫓めぐりをした。帰路、国道254号で下仁田町から佐久に入った。その時、この火の見櫓と出会った。車を停める適当な場所も見つからず、夕方ということもあり、観察をあきらめて通り過ぎた。また、来よう。

今月(4月)2日に佐久に出かけたのはこの辺りで見かけていた数基の火の見櫓を見たかったから。火の見櫓の後方に懸崖造りの肬水神社(石宮神社)の社殿があるが、そちらの観察はパス。


岩盤の崩落防止のためだろう、アンカーが設置されている。その前に立つ火の見櫓は強固な印象。背景によって火の見櫓の印象は変わる、ということだろうか・・・。


ロング3角短脚。この形が直線的に下方に広がる櫓の脚としてよく似合っていると思う。やはりデザインはいいとこ取りではダメ、ということだ。火の見櫓から学ぶことは多い。


 


14 佐久市内山のとんがり屋根

2024-04-06 | A 火の見櫓っておもしろい


1503 佐久市内山 4柱8〇型たばね脚(柱材とアーチ形の補強部材を脚元まで束ねている)
2024.04.02

 背が高くて、かなり細身の火の見櫓。なんだか不思議な、表現のしようがないような雰囲気が漂っている。なぜだろう・・・。




カンガルーポケットな踊り場 見張り台と同じように下膨れした手すり、蔓状の飾りも同じ。


基礎コンクリ―トが雑草で覆われている。ちょっと悲しい・・・。


 


13 佐久市内山の火の見櫓

2024-04-06 | A 火の見櫓っておもしろい


1502 佐久市内山 4柱44型複合脚(正面たばね脚、残り3面交叉ブレース)2024.04.02


 今回見てきた火の見櫓の大半が、この火の見櫓と同様に見張り台床面の開口上部の柱廻りに手すりを設置している。これは安全対策として好ましい。発錆していない火の見櫓は見ていて気持ちが良い。端正なつくりの火の見櫓。


踊り場の様子 梯子の切り替えスペースとして、これがミニマムな設え。


複合脚 正面のみたばね脚で開口を確保し、残り3面は交叉ブレースを設置している。