■ もう何日も前のことだから正確には覚えていないが、NHKのラジオ番組でマレーシア(だったと思う)で暮らす日本人女性によるレポートを放送していた。
新型コロナウイルス対策として、大型スーパーでは一定人数しか店内に入れないように買い物客の入店制限をしているとのこと。店の入口で体温チェックをしているそうだし、マスクをしていないと注意され、入店するとまずアルコール消毒をすることになっているという。入店待ちの買い物客は一定の間隔(たぶん2メートル)をあけて並ぶように指示されるのだとか。
比して日本ではどうだろう。今日(13日)の夜7時過ぎに大型スーパーに出かけた。雨が降っていたし、時間的にも買い物客は多くはなかった。
体温チェックなどもちろんしていないし、アルコール消毒液も置いていない。ただレジには間隔をあけて並ぶように床に印をつけてあったし、店内ではこのことをお願いする旨、放送していた。気になったのはマスクをしていない人が何人もいたこと。
政府は国内の全世帯に布マスクを2枚配布することを決めたが、費用が466億円もかかるそうだ。先日このことについては、市町村の地域ごとに対応ができるだろうと書いた。既にボランティアがマスクをつくって学校などに配布しているところもある。
だが、もう決定してしまったから今さらこのことに疑問を呈しても仕方がない。多額の税金を使ってマスクを配布するなら、外出時のマスク着用を義務付けることとセットにして欲しかった。届いたマスクをそのまま放置しているのでは、全く意味がない。
東京では既に爆発的感染が始まっているとみる専門家もいるようだが、ニューヨークのような悲惨な状況にならないことを願うばかりだ。
この時期、とにかく新型コロナウイルスに感染しないことはもちろんのこと、他の病気にもならないように注意しなくては。医療従事者の負担が増すばかりだから。