透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

安曇野市内の住宅

2009-12-16 | A あれこれ


■ 永田昌民さん(N設計室)設計の住宅が安曇野市内に完成し、オープンハウスをしていると聞き、先日の日曜日の午後見学してきました。

コンパクトにまとめられた木造住宅。吉村順三流の開口部に注目しました。玄関ドアは内開きでした(日本では外開きが圧倒的に多いのですが)。金物は堀商店製。

リビングの大きな開口部の建具、室内側から障子戸、木製ガラス戸、網戸、雨戸の順。アルミサッシは使っていません。それらはすべて戸袋に収納できるようになっています。

障子の組子の割り付けはやや大きめで横長、はがきとほぼ同じ寸法比。框と組子の見付寸法は同じ。普通は框の方がだいぶ大きいのですが。浴室の出入口は吊り戸。

永田さんの作品は『住宅建築』という月刊誌(写真は90年の7月号)でときどき見ていましたが、作品を実際に見るのは初めてでした。開口部に限っても「なるほど」な箇所がいくつかありました。

紹介していただいたMさんに感謝。