■ 「繰り返しの美学」が成立する必要条件は、とにかくプランが直線的に長い、ということ。通常、駅のプラットホームや空港の通路、そして校舎などがその条件を満たす。
長野県内の某所で見かけた繰り返しの美学な中学校の校舎の外観。普通教室棟は同じ大きさの教室がいくつも直線的に並ぶから、ごく普通に設計すれば外観は手すり子、柱、梁、縦どい、窓など、全ての要素が等間隔に繰り返すことになる。これはそのようなティピカルな実例。
繰り返しの美学などということを意識しなければ、ごくありふれた外観として特に注目もしないだろう・・・。