高知発 NPO法人 土といのち

1977年7月に高知県でうまれた「高知土と生命(いのち)を守る会」を母体にした、47年の歴史をもつ共同購入の会です。

玄米九変化(へんげ)【炊き方編】

2011-06-04 19:43:13 | 作ってみたら・・・おいしそう
「玄米はまずい」というイメージには、
「玄米を美味しく炊くのはむずかしい」というイメージがよりそいます。

そんなことはありません。
簡単です。
コツもありません。


ふつうの電気炊飯器で1合を炊く場合を紹介します

1合のカップに、豆や雑穀を入れます(カップの1割くらいの分量です)。
そのあと玄米を入れて、すりきりいっぱいにします。
玄米だけを炊くときは、玄米だけでカップをすりきりいっぱいにします。

それをザルで洗って、炊飯釜に入れます。

水かげんがポイントです。
はかならず2合を入れます。
豆や雑穀入りでも、玄米だけでも、水は2合です。
ご飯釜の内側に、玄米を炊くときの水かげんの目盛りがついていたりしますが、あてにならないようです。
たいてい水が少なすぎます(なので、ごわごわ、ぼそぼそした炊きあがりになります)。
目盛りは無視して、水を2合入れます。

を、ひとつまみの半分くらい入れます。
「ひとつまみの半分くらい」ですが、玄米の美味しさが、ぐーんとひきたちます。

あとは、スイッチをポンして炊くだけです。
玄米モードがあれば、それを試してみてください。
玄米モードがなければ、白米のモードでかまいません。

豆を入れるときは、一晩は水につけておいてください。
豆なしでも3時間は水につけたいです。

2合を炊くときは、水4合です。
3合を炊くときは、水6合です。

炊きあがったあと、半日とか一日、ご飯釜に入れたままにしておくと、
玄米がしっとりしてきて、別の美味しさです。

炊きあがりの玄米の固さ、柔らかさの調整は、水かげんでおこないます。
水を減らせば固めとなり、増やせば柔らかめとなります。
少し固めに炊くとチャーハンにもできます。

最後に私(運営委員H)のお話

ずいぶん前のことです。
おじゃました先で、ほんとに美味しく炊けた玄米をごちそうになりました。
たまたまそれが、カマドで炊いた玄米だったので、私は、それが美味しさの理由なのだと考えました。
私の家にはカマドはないので、代わりとなるものを探して、いろいろな炊き方を試しました。
土鍋で炊くとか、圧力釜でカムカム鍋をつかうとか。
やがてわかったのは、美味しさのいちばんの理由は、炊き方ではなく、玄米そのものなのだ、ということでした。
美味しい玄米ならば、電気炊飯器で炊いても、うっとりする美味しさなのです。
なので私はふだん電気炊飯器で炊いています。タイマーで炊けて便利だから。


いつのまにか「土といのち」の運営委員をしている私ですが、私を「土といのち」にひきつけている一番の理由は、そこが提供する玄米の美味しさかもしれません。
コメント
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