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トッポパパの日本気まぐれ紹介、 その181 『白川郷』 その5

2017年03月07日 | トッポパパのディスカバー・ジャパン
白川郷の合掌造りを眺めるなら、荻町を見下ろす高台にある荻町城跡展望台に上らなければなりません。
帰りの飛行便の出発時間から逆算すると白川郷で滞在できる時間は1時間半です。
駐車場から出会い橋経由で、和田家まで写真撮りながら約10分歩いたので...........................どうする?
和田家前の道路沿いから、展望台までの20分おきのシャトルバスに乗ることにしました。



10分待って乗車、6-7分で展望台到着です。
ここからがトッポパパの滅茶苦茶な行動です。
シャトルバスの出入り口の一番近くに乗り、車内でカメラの設定、降りたら勝手知ったる展望台まで駆け足、3分ほどで撮影終了、とんぼ返りで乗ってきたシャトルバスに飛び乗り、20分で和田家前まで戻りました。



トッポママはゆっくりメガネをかけて鑑賞する間もなく、唖然としていましたが、すぐに帰るぞ!では怒られますよね。
でも、そのあとゆっくり回れたので、勘弁してもらうことにしました。



荻町城は、約400年前、室町8代将軍足利義政の命令で信州松代から白川郷へ進出した、内ケ島為氏の家臣山下氏勝の居城だった場所です。
荻町展望台は記念撮影ポイントとしても人気で、新緑、紅葉、雪景色の合掌集落を一望できる絶好のポイントです。
あとは天気次第でしょう。



南北に細長い白川郷の渓谷には、谷筋に沿って南北の風が吹き抜けます。



白川郷の合掌造りの屋根が南北にほぼ平行に造られているのは、その吹き拔ける風を屋根裏に通すためです。
その構造のおかげで、屋根裏の窓を開放すれば、屋根裏の養蚕には天然の空調効果があったのです。



こちらは以前に、みぞれ降る中震えながら撮った写真です。



雪に覆われた白川郷の家屋の、その生活の厳しさが感じられます。



春の白川郷集落です。
傾斜の60°の急勾配の屋根を持つ合掌造りは、豪雪を重力により振り落とす役割と同時に、広い「屋根裏」を確保することができました。
合掌造りの茅葺屋根は30年から50年の耐久性がありますが、その葺き替えには数百人もの人手が必要です。
村中が協力して役割を分担して、屋根葺き作業を行うことを『結』と呼ばれます。



合掌造りの屋根葺き替えには、現在の金額で3000万円以上の金額がかかるそうです。



続く....................................................................。