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動物園 動物写真その53 『マヌルネコ & ケープハイラックス』

2017年03月11日 | 動物園 動物紹介
今回は『マヌルネコ & ケープハイラックス』の紹介です。
上野動物園のマヌルネコです。
動物園ではガラス越しにしか撮影できず、屋内で照明も暗く、動きの早い動物はうまく撮れませんでした。



マヌルネコはずんぐりとした体が特徴の食肉目ネコ科の動物で、別名モウコヤマネコとも言われます。
中央アジアに分布し、マヌルとはモンゴル語で「小さいヤマネコ」の意味です。



ネコ科の動物の中では最も古い種から約1500万年前に分岐した最初の2種のうちの1種であると考えられています。
他のネコ科の動物と比べると足や爪が短く、特徴的な顔つきで、額は高く、丸い耳が低く離れた位置に付いています。
これは目の位置が高いところにあるのでそう見えるとのことです。



マヌルネコは独特な威嚇行動をとり、片方の上唇を釣り上げ震わせて、大きな犬歯をむき出しにします。
しかし、この顔は怖いですね。



体長50-65cm、尾長21-31cm、体重2.5-5.0kg。
体毛が長く密集して生えているので丸々と太った立派な体型に見えます。
優しい顔をしているときは、家でも飼いたくなるネコみたいです。



ケープハイラックスです。
大きなネズミのように見えますが、イワダヌキ目という独立した動物分類群に属しています。



外見がウサギやテンジクネズミに似ていますが、足には蹄に似た平爪があり、原始的な有蹄類との関係が認められる動物とされています。



岩山の割れ目なに棲み、草、果実、花などを食べます。
体長は40-50cm、体重 2.5-5kgです。



アフリカ、アラビア半島のほぼ全域に分布しています。
主に岩地やサバンナ、低木林などに生息していますが、砂漠や半砂漠のような乾燥した環境にも棲んでいます。



体温調節が苦手なので、寒い日はひなたぼっこで体を温めます。
湿った手や足の裏は常に湿っていて、岩などを登る時の滑り止めの役割をしています。



次回は松本城の紹介です。