TOPPO WORLD

TOPPO(ダックスフンド)から見た周りの出来事いろいろ。

トッポパパの日本気まぐれ紹介、 その148 『箱根彫刻の森美術館』 その3

2014年11月15日 | トッポパパのディスカバー・ジャパン
箱根彫刻の森美術館にはイギリス美術を国際的なものにした、イギリスを代表する芸術家・彫刻家、ヘンリー・ムーアの作品が多数展示されています。
中央にある彫刻はふたつに分けられた『横たわる像』という作品です。



ムーアはほとんど男性像を制作しませんでしたが、『ファミリー・グループ』というこの作品はムーアが構想を練っている間に娘のメアリーが生まれたので、父親となったムーア自身の経験が反映されています。
流れるような曲線を描く両親の腕が子供を中心に結びあわされ、家族の絆や小さな命をいとおしむ姿から、人間愛を感じられます。



こちらの作品名は忘れましたが、思わず見とれてしまう曲線です。



トッポママと一緒の写真を娘が撮ってくれました。
海外の人も多く来ているようです。



アントニー・ゴームリーの『密着』という作品で、人気があるようです。
大地に伏せて手足を広げた作品は、ゴームリー、自身が型取りした彫刻だそうです。
作品の重さは、800kg 作品を動かすと地面がへこんでいるそうです。



巨大な女性像です。
ニキ・ド・サン・ファール(フランス 1932-2002)の『ミス・ブラック・パワー』という作品です。
ハリボテで作られた巨大な女性像のシリーズのひとつで、カラフルな模様のドレスを着て陽気さを振りまきながら堂々と立っています。
頭が極端に小さく、目鼻などはどうでもよく、太っちょの大根足ですが、生命の源としての女性の自信に満ちた、女性自身による、高らかな女性賛歌の像であるとされています。
芸術とは難しいものですね。



途中、展望台があり、中に入るとステンドグラスからさしこむ日差しがきれいでした。



秋を感じさせる、たわわに実をつけた柿の木がありました。



『母と子:台座』という作品です。
ヘンリー・ムーアの作品は本人の希望もあり屋外に展示されています。
不思議と青空の下で緑に囲まれた空間に溶け込んでいるようです。



温泉で有名な箱根らしく、途中足湯も用意されています。



『交叉する空間構造』という作品です。
ダイヤモンドの分子構造を母体として4本の手足を持つ炭素原子を人体に置き換えて構成したそうです。
黒い男性像と赤い女性像が各72体、合計144体の群像が四肢を伸ばし、お互いに手足をつなぎ連なっています。



そろそろ紅葉の季節ですね。



まだまだ作品は多数ありますが、紹介しきれないのでこのくらいにして次の目的地に向かいます。
作品の説明は、美術館のホームページおよび説明書きを一部使用させてもらいました。

トッポパパの日本気まぐれ紹介、 その148 『箱根彫刻の森美術館』 その2

2014年11月10日 | トッポパパのディスカバー・ジャパン
順路に沿って歩くと結構広い広場が断続的に続きます。



左の棒状のアートは『16本の回転する曲がった棒』という作品です。
この作品は、ステンレスを使い電気を動力としているが、動きに機械的な硬さはなく、ゆらゆらと回る曲線は独特のきらめきをはなっています。



とても面白い作品です。
戦後のイタリア彫刻界を代表する巨匠の一人、アルナルド・ポモドーロ(イタリア1926-)作の『球体をもった球体』です。
鏡面のように磨きあげられたブロンズの球体の表面に、地割れのような裂け目が入り、開口部から内部が露呈しています。
その歯形の様な割れ目と蝕まれた様な内部は、滑らかな表皮と対照的な様態を見せています。



通路上の球体に家族の写真が写りこみ、素敵な写真になりました。



こちらは子供達が喜びそうな作品です。



こちらは大きな材木を組み合わせたドームのような建物です。
中にプレイスカルプチャー(遊戯彫刻)呼ばれる子供たちが中に入って遊ぶことができる造形作品です。



中に『ネットの森』と呼ばれる色鮮やかなネットの中に入つて、飛んだり跳ねたりぶら下がつたりと遊ぶことができる施設があります。
そろそろ姫の写真はご法度なのですが、この写真だけ気に入りましたので内緒で公開です。



透明なカプセルをいくつもつなげたこの作品は、『しゃぼん玉のお城』という美術館がつけた愛称で呼ばれています。
ダイヤモンドの結晶構造を拡大し、組み合わせた構造で、しゃぼん玉のようにも見えます。
子供たちがカプセルの中を縦横に駆け回っていました。



ピカソ館です。
素晴らしい作品が展示されていましたが、撮影禁止ですので紹介できません。
右手の作品は『歩く花』という作品です。



芸術を理解する審美眼など持ち合わせていないトッポパパですが、緑に囲まれた散策コースを歩きながらの鑑賞は結構楽しいものです。

続く............................................................................。

トッポパパの日本気まぐれ紹介、 その148 『箱根彫刻の森美術館』 その1

2014年11月08日 | トッポパパのディスカバー・ジャパン
トッポママのお祝いごとがあり、久しぶりに家族で箱根に一泊旅行に出かけました。



箱根に出かけても、駐車場がいつも満車で訪問することができなかった箱根彫刻の森美術館に寄りました。
入場ゲートを過ぎると、おしゃれな階段を下りていきます。



トンネルを過ぎると広場にでます。
姫が先頭に立って歩いています。



いくつかの作品を紹介します。(公式な説明書きの引用です)

『弓を引くヘラクレス』
ギリシャ神話の英雄ヘラクレスが怪鳥を今まさに射止めようとする瞬間を表現したものです。



土田隆生氏の『風韻』という作品です。



爺さんが真似しても様になりません。



『人とペガサス』です。



ギリシャ神話の英雄ベレロフォンがペガサスに乗って、怪物キマイラの退治に向かう場面です。
想像力豊かな構図で、空を背景にした野外に映えます。
トッポパパは、作品のすばらしさはもちろんですが、英雄ベレロフォンとペガサスの接点が足の側面だけなので金属の強度が気になってしまいました。



こちらの作品の名前は忘れました。



これから広場を少し歩いてみます。

続く.............................................................................。