今日はトッポ家の足として長い間頑張ってきてくれた『スカイラインGT-R』とお別れの日です。
トッポも生まれてすぐ乗り始め、慣れ親しんだ車とさよならです。
こんな車に乗っていたのだという思い出のため、桜の咲く近所の川沿いで記念撮影に出かけました。
平成元年発売と同時に購入、24年間の長きにわたって元気に活躍してくれました。
トッポにとってもエンジンの音を聞いただけでトッポパパの帰宅を理解して、玄関で迎えてくれました。
最後にトッポに運転手席に座って?もらい記念写真にしました。
こんな写真を何枚もこのブログでも紹介しました。
トッポパパがまだ若い頃、車好きの会社の仲間に洗脳?され、最初の車からスカイラインをほぼ歴代乗りついてきました。
トッポパパの世代の人たちには『スカイライン神話』が未だに残っています。
日本の高度成長時代、日本の車も世界に追い付けをスローガンに頑張っていた時期、第2回日本グランプリが開かれ、当時の『スカイラインGT』はポルシェカレラ904GTSと互角の戦いを行い、総合2位になったのです。
トッポ、『僕の生まれる前の話だから良く知らないけど、この車は大好き!』
日本のファミリーカーが世界を代表するレーシングカーを一時ではあるが、抜いた!、この奇跡的な出来事に多くの人が熱狂しました。
このドラマを東京新聞は、『羊の皮を被った狼』と表現しました。
またトッポパパの親族が、日産自動車に勤めていたということも、車は日産車=スカイラインということになったようです。
『スカイラインGT-R』の名前は、日本の自動車史の中でも特別な意味をもちます。
ファミリィ向け4ドアセダンをレース用エンジンにデチューンして搭載した初代『ハコスカGT-R(C10型)』は、1970年代初頭にJAF公認レース50連勝という不滅の記録を打ち立て、その名前は伝説となります。
この『スカイラインGT』以降、6気筒エンジンを搭載するスカイライン車種に『GT』の名前を付け、日本でGTの名を冠した車はこれが初めてになります。
その後、スカイラインがいつしか『スカG』と呼ぶようになります。
当時はGT=スカGだったのです。
GT-Rは1972年に当時、最後の車種ケンメリ(C110型)へ移行しますが、強化された当時の排ガス規制に適合できず、1973年にその姿を消しGT-Rの名は長い眠りにつくことになります。
その後、テレビの西部警察で有名になった『スカイラインRSターボ』も発売され人気を呼び、トッポパパの乗っていました。
RSやGTS-Rなどのスポーティモデルも登場しましたが、『GT-R』を名乗る資質として十分な性能ではなかったため、その名が冠されることはありませんでした。
RSに乗っていた時はRacing Sportsの名の通り、キビキビした動きに運転の楽しさをあじわいましたが、4気筒のためGTRの名前は継ぐことはできませんでした。
そして1989年(平成元年)、伝統のGT-Rを名乗るにふさわしいメカニズムとスペックを身につけたR32がデビューし、ようやくGT-Rの赤バッジを付けることを許されたのです。
今でも銀座4丁目の日産ギャラリーでお披露目されたGTRに衝撃を受けたことを、昨日のように思いだします。
リアコンビネーションランプは、ケンメリ以来スカイラインのアイデンティティとなった、丸目4灯式が採用されました。
R32型GT-Rのボディタイプは、2ドアクーペのみの設定でした。
運動性能向上のため、ボディ全長を先代のR31型よりも115mm縮小し、リアシートの居住空間は必要最小限しかありません。
乗車定員も4名で、筋肉質でちょっとセクシーなデザインです。
ダッシュボードはT字型で、センタークラスターがドライバー側を向いたデザインで、フロアトンネルが大きく足元はタイトですが、運転席はまさに戦闘機のコックピットといったイメージです。
当時は制限速度?の規制のため、スピードメーターは180Km以上の表示はできなかったようで、トッポパパはすぐに安全のため?リミッター解除と320Kmまでの表示パネルに変更です。
誤解を招くとまずいので敢えて補足しますが、トッポパパは暴走族ではありません..........安全のためです
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_ase1.gif)
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最高出力は当時の自主規制上限の280psを達成しており、さらに大幅なチューニングが可能という、高いポテンシャルをもっていました。
その後のチューニングに関してはオフレコにしておきます。
ヘッドランプも横長のレンズカバーに覆われた4灯式で、初代GT-Rの面影を再現されています。
太いタイヤを収めるため、左右に張り出したブリスターフェンダーが、ノーマル車との大きな違いです。
6直列6気筒DOHC4バルブという、初代と同メカニズムをもつエンジンが搭載されています。
2.6L直列6気筒エンジンに2基のターボチャージャーを装備。インタークーラーを付加することで、ハイパワーは、電子制御トルクスプリット4WDのによって全輪に伝えられ、トルク配分比率はインパネのメーターで見ることができます
サスペンションは前後ともマルチリンク式を採用しています。
このマフラーは特別に独自に製作したもので、この車だけのものでしょう。
16年の沈黙を破り GT-R という名称がスカイラインに復活した記念すべきモデルで、24年間大切に乗り続けてきました。
メンテナンスには新車並みの価格の経費がかかりましたが、まだまだ現役で、いまはビンテージカーになりつつあります。
このままのスタイルで、現代版が発売されても購入してしまうだろうと思っています。
いまでも、十分通用するスタイルだと思います。
いままで何度も新車の購入を考えましたが、最近はみな同じようなスタイル、デザインに(申し訳ありません、トッポパパの先入観です。)納得がいかず、なかなか手放すことができませんでした。
残念ながら(笑)トッポパパもそれなりの歳になりましたので、GTRの異常に思いクラッチやマニュアルミッションが長時間運転の時にさすがに負担になってきました。
幸いなことに車好きな同僚が大切に引き継いでくれることになり、ここで断腸の思いでお別れの決断を下しました。
トッポ、『さよなら、GTR!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/sayonara.gif)
』
ところで、トッポパパが乗る次の(最後の)車は何でしょうか?
トッポと同じ、ダックスフンドとも呼ばれている小型の車です。
これだけで分かる人は、相当な車好きな人でしょう、分かるかな?
長々と、トッポパパの愛車とのお別れにお付き合い頂きありがとうございます。
近々、新しい相棒を紹介いたします。
さよなら!『GTR』