先日術後1ヶ月検査及び診察に、大学病院へ出かけました。
今回は術後ということもあり、ちょっと気を許し9時に再診の診察券を入れたところ、4時間待ちという結果になってしまいました。
大学病院は、懇切丁寧に患者さんに説明をしてくれるので、1時間に診ることが出来る患者さんの数も限られてしまうので止むを得ないのでしょう。
結局自宅に戻るまで、ほぼ1日がかりの通院になってしまいました。
トッポ、『お帰り! 大丈夫だって?』
ドクター、『待たせてしまいすいません。 その後、いかがですか?』
トッポパパ、『おかげさまで、大分楽になりました。』
ドクター、『今は、どんな症状ですか?』
トッポパパ、『痛みはほとんどなくなりました。 左手の中指から小指にかけて、若干痺れがありますが、痺れの度合いも術前より軽微で、楽になりました。 右手指は、稀にピクピクと軽い痙攣のような動きをしますが、これも以前より軽いものです。 後は、足に多少張りを感じるぐらいです。』
ドクター、『握力を測りましょう』
右45Kg、左35Kgぐらいだったと思います。
最悪の時は、右40Kg,左は5Kg程度でしたから、大分改善されたようです。
昔は、60Kg近くあったのですが、これは歳だからしょうがないですね。
トッポ、『ちゃんと、いろいろ聞いてきたの?』
トッポパパ、『ちゃんと聞いてきましたよ。
』
今日撮ったレントゲン写真と術前、術直後のものを重ね合わせるようにして、説明が始まりました。
ドクター、『稀に開いた頚椎が閉じてしまうことがあるのですが、写真のここを見ると分かりますが、ちゃんと開いているので問題ないでしょう。』
トッポパパ、『ありがとうございます。 ところで、どのくらい広げたのでしょうか?』
ドクター、『4mmぐらいですね。』
トッポパパ、『(たった、それだけ!)そうですか。 ところで、骨化巣は進行すると聞きましたが、個人差があるのは承知していますが、このくらいで大丈夫なのでしょうか?』
ドクター、『???、一般的には、10年で1mmぐらいの進行と思われます。』
トッポパパ、『ということは、仮に2-3mm程度増えても、吸収できると考えてよろしいのでしょうか?』
ドクター、『個人差はありますが、基本的には、そういうことです。』
トッポパパ、『(個人差か....!)分かりました。』
前回の掲載で、某大学病院のデータで2mm程度の骨化が1-2年以内に進行する確立は35%とか50%とか報告されていたのを思い出し、ちょっと疑問を感じたが言葉を飲み込みました。
トッポパパ、『他の患者さんの話を聞くと、首を動かすと痛みがあったり、ひどい肩こりに悩まされているようです。 多少の疼痛はありますが、私の場合は手術が非常にうまくいったと考えていいのですね?』
ドクター、『非常にうまくいったとは思いませんが(謙虚ですね)、とても順調に回復しているということです。』
ドクターと呼ばれる人は、頭が切れますね。 言葉の選択に深みがあるようです。
これには、トッポパパも勉強になりました。
トッポパパ、『(首を振りながら)ほとんど痛みは感じません。』
ドクター、『○○さんの場合は、10人OPLLの患者さんがいると、多頚椎に渡る骨化巣の厚さは、1-2を争う厚さでした。』
トッポパパ、『そんなに厚かったのですか?(そういえば、最初に立派だ!といわれたのを思い出した。)』
ドクター、『ところが、分節形に比べて連結形(正しい表現ではないかもしれません)の場合は、首を曲げた時の頚髄への干渉が少なく、連結した骨化巣が逆に頚髄を保護しているようになっているのでしょう。』
トッポパパ、『(喜んでいいのかな?)なるほど、ということは、首の曲げに対しては柔軟性にかけても、頚髄への負担は少ないということですね。』
ドクター、『そうだと思います。』
トッポパパ、『(これを不幸中の幸いというのでしょう)分かりました。』
そういえば、手術方法によってはチタンのボルトナットで頚椎間を固定するような手術もあったことを思い出す。(関係ないかもしれませんけど)
トッポ、『そんなに喜んでいていいのかね!』
トッポパパ、『もっといろいろ聞いてきたから
』
トッポパパ、『現在の痺れなどの症状も、これから改善してくると考えていいのでしょうか?』
ドクター、『改善してくると思います。(そうか、痺れもなくなる可能性もあるようです。)』
トッポパパ、『長時間同じ姿勢をしていると、手の痺れや首が重くなり、脱力感があるときがあるので、毎日ではありませんが時々痛み止めの薬を飲んでいます。 痺れには、今の薬は効かないのですか?』
ドクター、『痺れには効きません。(そうだったんだ!)痛みが無ければ、薬は飲まないほうがいいでしょう。』
トッポパパ、『(知らなかった!)すぐ止めます。(そういえば、ボルタレン37.5mgという強い薬は脱力感や筋肉痛を伴う場合があると説明書に書かれていたことを思いだす。) 痺れや、首の凝りに効く薬はありますか?』
ドクター、『ビタミンB2?のようなものがあり、血流をよくする効果があると言われています。 数パーセントの効果はあるかもしれませんが、どうしますか? それより、食事できちんと栄養をとったほうがよいと思いますけど。』
トッポ、『その程度の効果なら、食事で何とかしますので、薬はいりません。』
ビタミンB2は豚レバー、さば(開き干し)、うに、うなぎ(きも)、ずわいがに、 たまご、焼きのり等に多く含まれるそうです。
トッポパパが会社の帰りによく食べている食材(笑)なので、錠剤は必要なさそうです。
どこで、どういうところでは聞かないでください。
トッポパパ、『あと、特に日常生活で注意することはありますか?』
ドクター、『首を無理に後ろにそらすのと、前に曲げるのは避けるようにしてください。』
トッポパパ、『(骨化巣が消えたわけではないので)分かります。 注意するようにします。(アルコールのことは言われなかった。 聞かなかったけど
)』
ドクター、『肩を動かすなど他の運動は、大丈夫です。』
トッポパパ、『(よし、ウォーキングを再開しよう。) 分かりました。』
トッポ、『つぶれた頚髄は、どうなった?』
トッポパパ、『それも聞いてきた。』
トッポパパ、『以前にMRIで見ましたが、頚髄が圧迫されてひしゃげていましたが、徐々に丸くなってくるのでしょうか?』
ドクター、『もう、丸くなってきていると思いますよ。 次回に、もう一度検査してみますけど。(すぐに膨らむんだ!)』
トッポパパ、『でも、片側は押されているわけですね。』
ドクター、『そうですね。』
だいたい以上のような話でした。
以前に、自分の骨化巣はどのくらいの年月をかけて出来たのか聞いたことがありますが、少なくても20-30年といわれたのを思い出す。
一番狭窄しているところで、5mmぐらいの厚さと言われていたので..............,5mmとして30年だから、10年で約1.7mm、1年で0.17mmか?............、ということは、トッポパパの場合は、35-50%の進行率は運がいいから当てはまらないと考えると(超楽天的!)、あと20年ぐらいは大丈夫ということになる。
今回の手術でも、ドクターのおかげで頚髄と筋肉への損傷が無く手術できたことや、術後翌日には立ちあがり、8日で退院できる体力が残っていたのも運があったのでしょう。
ならば、この病気に負けないで、『死ぬなら他の病気で死んでやる!』という、支離滅裂な虚勢も、現実味をおびてくるようです。
どうやら、武田鉄矢じゃないですが、『僕は死にましぇん-......』ではなく、『トッポパパは、この病気には負けましぇーん。』でいきたいと思います。
これから手術をするかでお悩みの人も多いと思いますが、ドクターとよく相談されて、手術をするなら体力のあるうちにお勧めします。
冗談抜きに、今後のことは神のみぞ知るですが、とりあえず、1ヶ月検診の報告です。
トッポ、『てなことで、本人が満足しているので、良しとしておきます。
』